【明治安田J1リーグ】 FC町田ゼルビア 3-1 サガン鳥栖 (3月30日/町田GIONスタジアム)
得意のロングスロー戦術に、またもやスタジアムが沸いた。町田のDF林幸多郎のピンポイントのスローインが起点となり、最後は藤本一輝が見事なヘディングゴールを決めた。これにはファンも「町田優勝だって」と今季からJ1に昇格したチームの底力を称えた。
試合開始早々の5分、町田が獲得したスローインから鋭い攻撃が始まった。ボールを持った林幸多郎が大きく助走を取ると、ボックス中央へロングスローを放り込む。混戦の中でDFに弾かれたものの、こぼれ球を町田MF平河悠が左足のダイレクトボレーを放った。スピードに乗ったボールだったが、これに誰よりも早く反応したウイングの藤本一輝は、GKが触る直前、頭で絶妙にコースを変え、ネットに突き刺した。
町田のロングスローからの得点シーンにはファンも「またロングスローから来たぞw」「認めよう、ロングスローは最強だ」とその必勝パターンを手放しで喜んでいた。
またしてもお馴染みのパターンから得点を挙げた町田は3-1で逃げ切り、開幕から4勝1分で首位をキープ。当初、ロングスローを使った黒田剛監督の戦術は「プロでは通用しない」との厳しい声もあったが、そうした批判を覆す驚異の快進撃を示し続けている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)