格闘技界を担うスターを発掘する「格闘代理戦争-THE MAX-」に監督として参戦している青木真也が、次戦で対決するイゴール・タナベとその推薦選手、トミー矢野をこき下ろす一幕があった。
「格闘代理戦争」とは、「格闘技界の次世代のスターを生み出す」という目的のもと、第一線で活躍する格闘家が監督となり、各自若手ファイターを推薦して戦わせる格闘ドキュメンタリー番組。6作目となる「格闘代理戦争-THE MAX-」では、青木真也、秋山成勲、岡見勇信&中村倫也、平本蓮、クレベル・コイケ、イゴール・タナベら豪華メンバーが監督として参加している上に、優勝者には7月の「超RIZIN3」への出場権が与えられる。
すでに初戦が終了しており、青木推薦の中谷優我、岡見&中村推薦の中村京一郎、クレベル・コイケ推薦のギレルメ・ナカガワ、イゴール推薦のトミー矢野が勝ち上がった。ABEMA格闘チャンネルのYouTube最新回では、勝者のその後の様子が映し出された。
青木は、前回中谷が勝利した後に「感動した!独り立ちする力はついた。これからは一人で頑張れ」とまさかの「監督辞任」を示唆。その後、本当に下りるのかどうかは報じられていなかった。今回、中谷が再度監督打診をしに向かったところ、「『お前を監督にしてやるから俺について来い』ぐらい言ってみろよ。それぐらいの意志がないとダメだ」と、闘争心のない中谷に火をつけようとする青木。
「僕が青木さんを優勝させます」と、表現こそ柔らかくなったが、青木を引っ張っていく覚悟で次戦にのぞむという中谷。「そのぐらい言わないと。優勝させてくれよ俺を」と青木の監督復帰が決定した。
その後、次の相手となるイゴール推薦のトミー矢野の試合を二人でチェック。フィニッシュに行かず、パウンドでレフェリーストップを誘ったトミーの試合を見た青木は「頑張れば勝てんじゃないすか」との言葉の後に「なんか……小物」と一蹴。「教えているのがイゴールと岡田(遼)でしょ。それも小物」「小さくまとまっている。要所要所抑えようとしている。上手にやろうとしているのは誰も見たくない」と何度も「小物」発言を交えてイゴール陣営を煽る。
ただそれだけではなく、「しょっぱいとか試合が面白くないってネガティブに捉えてるでしょ?それを長所だと思われるぐらい徹底してやり続ければ“芸”になるから」と、前回終始グラウンドで抑え込んだ中谷に、「カッコよくやろうとするな、愚直にやれ」とアドバイス。今回の挑発の先には、どんな結果が待っているのだろうか。