【リーグアン】マルセイユ 0-2 パリSG(日本時間4月1日/ヴェロドローム)
まさにパリSGの王様といった振る舞いだった。フランス代表FWのキリアン・エンバペが交代を告げられると、マルセイユとのフランス・ダービーで「俺が交代?」とばかりにあからさまな不満顔に。ルイス・エンリケ監督とは目も合わせず、俯きながらベンチへと下がり、そのままロッカールームへと消えていった。
前半のうちに退場者を出したパリSGだったが、53分にMFヴィティーニャが先制点。迎えた64分、パリSGのルイス・エンリケ監督は一気に3人を交代させる。その中には背番号7、エンバペの番号もあった。
この交代に「えっ?俺?」と不満を示したパリSGの王。不満げな表情を浮かべながら、FWゴンサロ・ラモスとの交代でベンチへと下がった。ルイス・エンリケ監督がピッチに向かって指示を出していたこともあってか、エンバペは指揮官の顔を見ることなくそのままベンチへと下がり、さらにロッカールームに消えていった。
このシーンはSNSで拡散されサッカーファンが注目。SNSには、「エンバペ不満そうやな」「まじで俺かよ?みたいな顔だな」「酷い仕打ちだ」「どんな一流選手でもベンチに下げられたくはない」「はやレアルに来い」「マドリードで待ってるよ」などのコメントが目立った。
エンバペは今シーズン限りでパリSGを退団し、来シーズンからのレアル・マドリード加入が確実視されている。そのためルイス・エンリケ監督は「まだ何も決まってはない。ただ、彼のいないチームにも慣れる必要がある」と語っており、リーグアン直近6試合でフル出場は1試合だけ。フランス・ダービーの大舞台は今回が最後になるかもしれないだけに、エンバペも今回の交代にはとりわけ失望していたようだ。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)