【明治安田J1リーグ】名古屋グランパス2-1横浜F・マリノス(3月30日/豊田スタジアム)
問題のシーンは開始早々の3分、ペナルティエリアに走りこんできた横浜F・マリノスDF加藤蓮を、名古屋グランパスMF稲垣祥が横から体を張って阻止。激しく交錯して加藤は転倒、そのまましばらく立ち上がれないままでいたが判定はノーファウルとなり、プレーを止めることなく試合は続行された。
その直後の4分、今度は横浜FMが右サイド高い位置からボールを奪い返そうという場面で、横浜FM ナム・テヒが名古屋グランパスMF内田宅哉にスライディング。このプレーはファウルとなったが、笛が鳴った後に韓国代表MFは両手を広げて抗議。周りにいた選手たちもエリア内を指差し、ひとつ前のプレーについて審判にアピールしている様子がみられた。
ここでようやくプレーは途切れ、主審が倒れた加藤に声をかけやっと立ち上がると、ボールをセットしなおしてのリスタートとなった。ペナルティエリア内の交錯シーンについて解説の林陵平氏は「先に加藤が触っているのでかなり際どいシーンにはなりましたけども」とノーファウルとなった判定の難しさを口にした。
この試合で横浜F・マリノスは77分にも選手交代のトラブルで、10人の状態でプレーが再開してしまい名古屋に得点を許すといった疑惑のシーンがあった。結局横浜F・マリノスは90+2分に逆転され、なんとも悔しい敗戦となっている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)