自民党の二階俊博元幹事長の人柄について、元衆議院議員の宮崎謙介氏が語った。
二階氏は一連の裏金問題で、二階派の会計責任者と二階氏の秘書が立件されたことを受け、次期衆院選には立候補しない考えを表明している。
衆議院議員時代、妻の金子恵美氏とともに二階派だった宮崎氏は二階氏について「会うと必ず『腹減ってないか』が口癖。ノーアポで陳情の相談に行っても必ず会ってくれて、その場で局長クラスの役人に本当に丁寧な言葉でお願いしてくれました。怒ったところですか? 見たことないです」と明かした。
金子恵美氏と結婚する際には衆議院議員同士の結婚を歓迎しない議員がいるなか、二階氏は温かい言葉をかけてくれたそうで、宮崎氏は「その言葉に金子が泣いたほど」と振り返った。
また、宮崎氏は不倫が発覚したことで衆議院議員を辞職したが、そのときも二階氏は怒るどころか派閥の議員を集めて激励してくれたという。あくまで宮崎氏の証言によるが「こんな有望な若者がマスコミのおかげで将来を潰された。またここに戻って来い!」と言葉をかけてれたそうで「本当一言で言って面倒見がいい方。子分が困ったときは絶対に何かしてくれるという、そういう方」とコメント。
金子氏が涙を流した際の言葉の内容は「国会議員2人だったらそれは2倍なんだよすべて。票を集めるのも2倍できるし、資金集めるのも2倍できるし、いろいろなことが2倍できるんだから、それで頑張っていきなさい」という、周囲とは真逆の意見だったそう。
宮崎氏は「女性議員って結婚すると票が減るというのがずっとジンクスで。『そんなこと気にするな』と、力強くおっしゃったのが印象的でしたね」と振り返った。
また、二階氏から「飯食ったか」「腹減ってねえか」と必ず言われていたという宮崎氏は「地元のみかんだとか、あんぽ柿をくれたりとか。議場で会うと『ちょっと寿司食いに行こう』と、後半にちょっと抜けて行こうとか。抜けて寿司、寿司カウンターがあるんですよ。衆議院食堂のなかに。2人で食べるんですけど、食べるスピードめちゃくちゃ速い。2カン出てきたのをペロッと食べて僕が1カンしか食べられなくて、『だらしねえなお前』みたいな。「義理」「人情」「プレゼント」でGNPというんですがプレゼントもかなりやられていた」と、二階氏のエピソードを披露。
「笑顔はあるんですか?」という質問には「めっちゃ笑顔ですよ」と答えて「笑顔の写真とかあるんだけど、それはメディアが意図的に使ってないんじゃないかと思うぐらい、怖い顔しか使われてないんですよね」と述べた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
■Pick Up
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・ネットニュース界で話題「ABEMA NEWSチャンネル」番組制作の裏側