【プレミアリーグ】リヴァプール2－1ブライトン（日本時間3月31日／アンフィールド）
リヴァプールMF遠藤航が、球際の強さを世界に見せつけた。相手DFのクリアボールに反応した日本代表キャプテンは、セカンドボールの球際の攻防を制しマイボールに。また一人、世界最高峰リーグの選手が“デュエル王”の圧力に屈してしまった。
8分、ブライトンMFタリク・ランプティのヘディングによるクリアボールが高く上がると、セカンドボールで競り合ったのはブライトンMFヤクブ・モダーと遠藤航だった。球際の強さが持ち味の日本人アンカーは、1対1の競り合いの中でモダーの背中に入ると、腕で相手を寄せ付けずにボールを足元でコントロールした。直後にデュエル相手モダーからスライディングタックルを受けるも、バランスを崩すことはなくボールをキープし続けた。デュエルに勝利しマイボールにするプレーを見せた日本代表MFは、球際で世界最高峰の技術を見せつけた。
ABEMA解説の鄭大世氏はこのプレーに対し「腰を押されてもバランスを崩さないのがすごい」とコメントし、プレミアリーグで活躍する日本代表戦士のフィジカルの強さを称賛した。
また一連のシーンを見たファンは「遠藤えぐいて」「遠藤航のワタ圧」と独特な表現を交えながらコメントし、イングランドの名門クラブで存在感を発揮する日本人選手の活躍に驚いていた。
遠藤は先日、ワールドカップアジア2次予選で北朝鮮との2連戦を予定していた日本代表のメンバーに招集されていた。しかしアウェイで開催予定だった2戦目が急遽没収試合となったこともあり、サムライブルーの試合では30分ほどしか出場しなかった。そのため移動疲れなどはもちろんあるだろうが、疲労を最小限に抑えることができたのではないだろうか。代表ウィーク明け初戦で、いきなり先発フル出場を果たした遠藤は、持ち前のフィジカル能力を存分に活かしたプレーで好調ぶりを示すことができた。その理由には、疲労の蓄積が少ないという理由もあったのかもしれない。
（ABEMA／プレミアリーグ）
