「名人戦」は将棋界にある8つのタイトル戦のひとつで、竜王戦と並ぶ最高峰タイトルとされています。最も長い歴史を有しているのが最大の特徴で、七番勝負は持ち時間各9時間の2日制で争われ、公式戦の中でも最長となります。昨年、歴代最年少記録の20歳10カ月で名人位を獲得した八冠王・藤井聡太名人（竜王、叡王、王位、王座、棋王、王将、棋聖、21）は初防衛を果たすことができるのか。第82期名人戦七番勝負の日程と、各局の結果を速報としても更新していきます。
第82期名人戦七番勝負の日程は？
第82期名人戦七番勝負は第1局が4月10・11日（水・木）に始まり、最終局まで進み指し直しなどが無い場合は6月25・26日（火・水）まで行われます。七番勝負は各局2日制、持ち時間は各9時間に設定されており、先に4勝した棋士が新たな名人となります。詳しい日程は以下の通りです。
第1局：2024年4月10・11日
第2局：4月23・24日
第3局：5月8・9日
第4局：5月18・19日
第5局：5月26・27日
第6局：6月11・12日
第7局：6月25・26日
対局者は、第81期に名人位を奪取し今期初防衛を目指す八冠保持者・藤井聡太名人と、第77期名人で今期の順位戦A級リーグを7勝2敗の成績で挑戦権を獲得した豊島将之九段（33）です。これまでに竜王戦七番勝負、2度の王位戦七番勝負、叡王戦五番勝負番で激突している両者ですが、そのすべてで藤井名人がタイトルを獲得しています。5度目の大舞台は名人戦七番勝負。どちらにとっても譲れない大勝負となります。
第82期名人戦七番勝負 対局予定・結果【速報】
■第1局（2024年4月10・11日）
会場：ホテル椿山荘東京（東京都文京区関口2-10-8）
先手・藤井聡太名人 ○－● 後手・豊島将之九段
手数：141手
中継：ABEMA
■第2局（4月23・24日）
会場：成田山 新勝寺（千葉県成田市成田一番地）
先手・豊島将之九段● － ○後手・藤井聡太名人
手数：126手
中継：ABEMA
■第3局（5月8・9日）
会場：羽田空港第１ターミナル（東京都大田区羽田空港3-3-2）
先手・藤井聡太名人 － 後手・豊島将之九段
中継：ABEMA
■第4局（5月18・19日）
会場：割烹旅館もみや（大分県別府市上田の湯5-22）
先手・豊島将之九段 － 後手・藤井聡太名人
中継：ABEMA
■第5局（5月26・27日）
会場：ホテルオホーツクパレス（北海道紋別市幸町5丁目1-35）
先手・藤井聡太名人 － 後手・豊島将之九段
中継：ABEMA
■第6局（6月11・12日）
会場：亀岳林 万松寺（愛知県名古屋市中区大須3-29-12）
先手・豊島将之九段 － 後手・藤井聡太名人
中継：ABEMA
■第7局（6月25・26日）
会場：天童ホテル（山形県天童市鎌田本町2-1-3）
先手・ － 後手・
中継：ABEMA
藤井聡太名人と豊島将之九段の対局成績は？
この両者の公式戦での対局成績は、★2024年3月14日時点★で33局行われており、藤井聡太名人が22勝、豊島将之九段が11勝となっています。藤井聡太名人は、豊島将之九段と初対戦した2017年8月の第43期棋王戦挑戦者決定トーナメント2回戦以来6連敗を喫したものの、以降白星を積み重ね、2022年6月に行われた第63期王位戦七番勝負第1局での敗戦以来、現在9連勝中となっています。
令和の将棋界を代表する好カードが実現した今期の七番勝負では、両者がどのような作戦を準備してくるのか。頂上決戦とあり、第1局から注目されます。
以上、第82期名人戦七番勝負の日程と対局者、対局成績と結果などをまとめました。
