【プレミアリーグ】チェルシー 2-2 バーンリー(日本時間3月31日/スタンフォード・ブリッジ)
チェルシーのFWミハイロ・ムドリクが、相手の選手&監督に退場をもたらした場面が話題になっている。バーンリーのヴィンセント・コンパニ監督がレッドカードを提示されたことに対しては、ファンから「なんでレッドカード?」などとジャッジに疑問を呈するコメントが寄せられている。
問題のシーンは40分に訪れた。チェルシーのFWコール・パーマーからパスを受けたムドリクが抜け出してペナルティーエリア内に侵入。そのままバーンリーのDFロレンツ・アシニョンと接触して転倒し、PKの笛が吹かれた。さらにアシニョンにはこの日2枚目のイエローカードが提示され、退場処分となってしまった。
微妙な判定にも見えたが、アシニョンの左腕がムドリクの首あたりに入ったとの判断。VARチェックも入ったものの、レフェリーの判定は覆らなかった。
ただ、話はこれで終わらなかった。この判定にバーンリーのコンパニ監督がブチギレて暴言。こちらにもレッドカードが提示された。結果的にムドリクはワンプレーで2人を退場に追いやったことになる。
このシーンに対して「なんでレッドカード?」「休日のお父さんサッカーと変わらないレベルの審判」「ジョークみたいな判定」など、審判に対して懐疑的なコメントを残したファンも少なくなかった。
地元メディア『Burnley Express』によれば、『Sky Sports』で解説を務めた元イングランド代表DFのスティーヴン・ウォーノックはコンパニに同情。「アシニョンは非常に上手く守り、ムドリクはいとも簡単に倒れた。主審はVARモニターでプレーをもう一度見るべきだった。そうすれば、なぜコンパニがこの決定に激怒したのかがよく分かっただろう」と、誤審だったと指摘している。
この後のPKで失点したバーンリーだが、数的不利かつ監督を失った状態でも奮闘し、試合を2-2のイーブンに持ち込んだ。残留争いを強いられているバーンリーのファンとしては釈然としない部分もあるだろうが、アウェーゲームで最低限の結果を持ち帰ることに成功している。
(ABEMA/プレミアリーグ)