【コッパ・イタリア】ユヴェントス 2-0 ラツィオ(日本時間4月3日/ユヴェントス・スタジアム)
ユヴェントス陣営は疑惑の判定に頭を抱えた。ラツィオ戦(コッパ・イタリア準決勝ファーストレグ)でMFアンドレア・カンビアーゾがPKを獲得するものの、主審のオンフィールドレビューの後にPKは取り消しとなった。この判定に対して、現地メディアは誤審を指摘している。
14分、ダビデ・マッサ主審が疑惑のジャッジを下した。カンビアーゾがペナルティーエリア内でマティアス・ベシーノに足を蹴られてPKを獲得したものの、直前のプレーがオンフィールドレビューの末にオフサイド判定となった。
確かにユベントスのFWドゥシャン・ヴラホヴィッチが相手と競り合ってボールが溢れた際には、カンビアーゾはオフサイドポジションにいた。しかし、その後にラッツィオのDFパトリックが頭でボールに触れている。本来ならカンビアーゾはクリアボールを拾っただけなのだが、なぜかオフサイド判定になったのだ。
ユヴェントスのキャプテンを務めるDFダニーロは判定を下した主審に対して詰め寄り、当のカンビアーゾは頭を抱えて困惑する様子だった。このいわくつき判定に対してファンは「これは誤審じゃね流石に」「なんでオフサイドなのかよくわからない」などとコメントしている。
また現地メディアもマッサ主審の誤審を指摘。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙は「パトリックは明確な意思を持ってプレーしており、カンビアーゾのオフサイドは解消されるべきだ。PKは取り消されるべきではなかった」、『トゥットスポルト』紙「あのPKを無効にしたのは間違い。ユヴェントスにオフサイドは適用されない」と報じている。
最終的にユヴェントスは2-0で勝利を収めているものの、セカンドレグも残っていることを考えると、釈然しないユヴェンティーノも多いのではないだろうか。
なお、この試合でラツィオの鎌田大地は72分から途中出場。華麗なスルーパスや爆速プレスのボール奪取などを見せたが、チームを逆転勝利には導けなかった。
(ABEMA de DAZN/コッパ・イタリア)