【明治安田J1リーグ】FC東京 2-1 浦和レッズ (4月3日/国立競技場)
微妙な判定に、FC東京の若き主将は苦笑いをするしかなかったようだ。MF高宇洋の目が覚めるような低弾道ミドルが炸裂してFC東京が先制したかに思われるも、VARにより松木のファウル判定が下されて取り消しに。U-23日本代表MFは「すべっただけじゃん!」と呆れた様子で抗議するも、ジャッジが覆ることはなかった。
問題のシーンは開始早々の12分に起こる。FC東京が右サイド敵陣深くでボールを保持すると、その流れから俵積田晃太の落としを受けた高がボックス外から右足を一戦、強烈な低弾道ミドルがネットに突き刺さりFC東京が先制した。
…と思われたが、主審はVARをチェックすることに。対象となったのはゴールから約15秒ほど前に、松木がエリア内で浦和レッズMF岩尾憲と接触した場面。
ボックス内でのルーズボールに反応した松木だったが、アフター気味で岩尾の足に衝突。足を畳んだ際にピッチに滑った勢いで当たった形となったものの、VARによってファウルの判定に。ゴールは取り消しとなりファンも「ファウルなの?」とモヤモヤの残る展開となった。
このジャッジには指揮官のピーター・クラモフスキーもただただ首を振って呆れた様子。松木本人も「すべっただけじゃん」と言わんばかりに審判に抗議しながら、落胆していた。
しかし試合はその後、一点のビハインドを追う形となったFC東京が荒木遼太郎と松木のゴールで逆転。待望の今季2勝目を飾った。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)