『しくじり先生 俺みたいになるな!!』の人気企画「お笑い研究部」に、鬼越トマホークが出演。慶応卒の高学歴芸人に”鬼越節”で噛みつく一幕があった。
番組には、オードリーの若林正恭、平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、アルコ&ピース(平子祐希、酒井健太)、ストレッチーズ(福島敏貴、高木貫太)、高山一実が出演。
今回は、高卒芸人の鬼越トマホーク(坂井良多、金ちゃん)がスタジオに登場し、「大学お笑いサークル出身芸人」について問題提起。近年、お笑い界では大学お笑い出身芸人が急増しており、賞レースでも結果を残しているせいで、勢力が拡大しているという。鬼越は、令和ロマンや真空ジェシカ、ラランドなどの具体例を挙げ、「”大学お笑い”がブランド化している」と警鐘を鳴らした。
鬼越の訴えに、慶應義塾大学出身のストレッチーズは「(大学お笑い芸人を)害虫みたいな嫌な言い方してません?」とツッコミ。すると、坂井は「違うんですよ。日本全体で考えたら、大学いってまでお笑いをやるのは本当によくないこと」と主張し、笑いを誘った。
さらに、坂井は「僕らのような高卒芸人は、大学お笑い出身芸人たちを『大金払って大学に行かせてもらったのにろくに就職もしない親不孝野郎』と思っています」と鬼越節で毒づき、「2人を慶應大学に入れるために親は最低でも400~500万円以上使ってる」とチクチク。
ひと昔前の芸人は「普通に働きたくないとか、モテたいとか、就職したくない奴の逃げ場だった」といい、ストレッチーズに対して「慶應出たらどんな職業にも就けるじゃん」「いくつか選択肢がある中でお笑いをやってる。ビジネスでお笑いやっちゃってる」と噛みついた。
しかし、ストレッチーズは「あんまり変わらないですよ。僕らも就職したくない、モテたい、金ほしいって理由で、大学の4年間分悩んでいただけ」と反論。「たまたま頭がよかったから慶應に入っただけで、お笑いが好きなんですよ!」と熱弁した。
論破されそうになった坂井は、「ちょっと待って。本気で論破しようとすると高卒芸人は分が悪いんで」と逃げの姿勢を見せ、スタジオは爆笑。「この勝負は挑まないよ。俺は大学お笑いとは同じ土俵には立たない」「お前らが俺らの遊び場に勝手に足を踏み入れてる」と、全力で議論を回避した。
金ちゃんは「高卒芸人はこんな正論で返してこないんですよ。大卒お笑いは理論武装してくる」と特徴を指摘。さらに坂井は「ラーメン二郎も高卒芸人の食べ物だぞ!面白がって食ってるだけだろ高卒の食べ物!」と謎の持論で噛みつき、スタジオは笑いに包まれていた。