大学生ファイターが縁のあったアントニオ猪木から受け継いだ「勝負メシ」を食して英気を養うも、青木真也から愛ある厳しいダメ出しを受けた。その一方、ひときわ目を引く「勝負メシ」に対して、ファンから様々な反響が寄せられた。
「格闘代理戦争」とは、「格闘技界の次世代のスターを生み出す」という目的のもと、第一線で活躍する格闘家が監督となり、各自若手ファイターを推薦して戦わせる格闘ドキュメンタリー番組。6作目となる「格闘代理戦争-THE MAX-」では、青木真也、秋山成勲、岡見勇信＆中村倫也、平本蓮、クレベル・コイケ、イゴール・タナベら豪華メンバーが監督として参加している上に、優勝者には7月の「超RIZIN3」への出場権が与えられる。
すでに初戦が終了しており、準々決勝には、青木推薦の中谷優我、イゴール推薦のトミー矢野、岡見＆中村推薦の中村京一郎、クレベル・コイケ推薦のギレルメ・ナカガワが勝ち上がった。最新回では、勝者のその後の様子が公開された。
青木推薦の中谷は、普段は大学生ということもあり、学業＆練習＆アルバイトに励む日々。その合間を縫って、バイト代を握りしめ「勝負メシ」を食べに向かったのが、行きつけにしている初台にある蕎麦屋。そこは、生前交流のあったアントニオ猪木に連れて行ってもらった店で、猪木亡き後も、試合前後には必ず訪れているという。試合を控え、猪木も好んで食べていた馬刺し三種盛り、せいろそばを食べゲン担ぎ。より一層、練習にも熱が入る。
だがその練習にて、高い壁にぶち当たる場面が見られた。監督、そして師匠でもある青木との“ガチスパーリング”にて、何も技を見せることなく、完膚なきまでに封じ込まれる。青木も「臆病だね。勝負してこないね。ぶつかってこない。期待感が出てこない」と、突き放す。
中谷はその後、別相手とスパーリングを続けるも、攻める姿勢が見られず、見ていた青木からも檄が飛ぶ。対面でフィードバックする時間がやってくると、「練習やっていても『こいつ伸びるな』っていう期待値がない。一番ダメだよ。客すら騙せない。人に期待させる商売だからね。『こいつ持ってるな』って。それが何一つない。致命傷だと思うよ」とバッサリ。
今後、どう中谷を強化していくかについて、青木は「強さで商売していた人たちに教えを乞うしかないと思うんですよ。それに触れてもらうことで、何かを得るしかないんじゃないですかね」と不敵に笑う。一体、どんな過酷な練習が待っているのか。
なお、勝負メシの熊本直送「鮮馬刺三種盛り合わせ」の値段は3980円。ネットからは「食べたい」「旨そう」とうらやむ声が聞かれた一方で「たかw」「大学生でこれは奮発だ」「さすが勝負メシ」などの反響も寄せられた。
