【明治安田J1リーグ】横浜F・マリノス 0-0 川崎フロンターレ(4月3日/日産スタジアム)
高い守備力で相手のエースをシャットアウトし、その能力を認められるかのように肩を揉まれて讃えられた。川崎フロンターレのDF高井幸大が完璧な守備対応を見せると、相手の横浜F・マリノスFWアンデルソン・ロペスに笑顔で讃えられた。これにはファンからも「敵ながら高井は良いCBだわ」「良いシーン」と賞賛の声が挙がった。
注目のシーンはゴールレスで迎えた28分だった。川崎Fはカウンター攻撃を受けると、川崎F陣内左サイドにポジションをとった横浜FMのアンデルソン・ロペスにパスを通されてしまう。ゴールまで一直線のピンチに川崎DF高井が対応すると、フィジカルが強いアンデルソン・ロペスにスピードで競り勝ち、体をはってボールを奪い切った。
GKにキャッチされる直前倒れこんだ2人だが、ボールを奪われたアンデルソン・ロペスは笑顔で高井に語り掛け肩を揉み讃えるような笑顔を見せると、高井もはにかんだような笑顔を見せた。
このシーンにファンからは「高井、頑張ってるなあ」「高井はずっとロペスとバチバチやってる」「良いシーン」と賞賛の声が挙がった。
解説を務めた元日本代表DFの槙野智章氏は「これは気持ちいいですよ」と得点王を封じた高井の守備を称え、「自分ならガッツポーズしてますね」とコメント。さらに2人のやり取りをみて「これ良くないですか!よくやったなーみたいな」と興奮気味に話し、自分を止めた高井を笑顔で讃えたアンデルソン・ロペスの行動を評価した。
試合は0-0の引き分けで終了。高井は今シーズン3試合目のフル出場を飾った。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)