【ラ・リーガ】レアル・マドリード2-0アトレティック(4月1日/サンティアゴ・ベルナベウ)
完璧なカウンター攻撃からの得点で、ベルナベウの白い群衆が揺れた。レアル・マドリードは自陣からたった3本のパスで瞬時にゴール前にボールを運ぶと、最後はFWロドリゴが冷静沈着に一撃を沈めた。これには見ていたファンも「素晴らしいカウンター」と文句なしの褒め言葉を送っていた。
レアル・マドリードが1点をリードして迎えた73分、“エル・ブランコ”の象徴でもあるカウンターアタックが炸裂した。ホームチームは、自陣ペナルティーエリアでボールを回収すると、アントニオ・リュディガーからトニー・クロース、ジュード・ベリンガムと敵を寄せ付けない素早いテンポの縦パスで繋ぎ、ハーフライン中央でベリンガムが独走状態になる。そしてタイミングを見て、左サイドを一気に駆け上がってきたFWロドリゴへ走りの勢いを止めないスルーパスを出した。このボールを右のアウトサイドでトラップした快速FWは、ゴール前で必死に追いついてきたDFをキックフェイントで交わし、最後はカットインから右足でニアに流し込んだ。
ボール奪取からわずか10秒の高速カウンターでのゴールだが、選手達にとってはもはや当たり前の様子でロドリゴは落ち着いたガッツポーズで喜びを表現。ファンは「カウンターがえぐい」「簡単に決めちゃうもんなー」「簡単すぎて草」と感嘆していた。
この日は前節に出場停止を受けた同郷のFWヴィニシウス・ジュニオールが欠場だったこともあり、左サイドで2ゴールの結果を残したロドリゴ。試合後、アンチェロッティ監督はそのことを指摘されると、「左サイドの方が良いと言われているが、私にしてみればどちらでも素晴らしい」と両サイドでの活躍に太鼓判を押している。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)