【セリエA】ローマ 1-0 ラツィオ(日本時間4月7日/スタディオ・オリンピコ)
あの中田英寿も達成できなかった偉業を打ち立てたかと思われた。ラツィオの鎌田大地が、ローマとのローマ・ダービーで冷静なトラップからゴールネットを揺らすも、惜しくもオフサイドに。惜しくもゴールとはならなかったが、メモリアル弾未遂にファンからは熱い視線が送られている。
今回が183回の開催となったローマ・ダービー。イタリアを代表するビッグマッチでスタメン出場した鎌田が、1点ビハインドで迎えた63分にスタジアムを沸かせた。
右サイドの深い位置からDFアダム・マルシッチが上げたクロスは弾かれたが、そのこぼれ球を回収したMFマテオ・ゲンドゥージがシュート性のグラウンダーのクロスを折り返した。
この絶好機にゴール前で構えていたのが、鎌田だった。ゴール前で鋭いクロスを完璧トラップで収めると、ローマのGKミル・スヴィラールを冷静にかわしてゴールネットを揺らす。
日本代表MFは両手を広げて歓喜し、同点ゴールかと思われたが、残念ながらオフサイドとジャッジ。リプレイ映像を見返すと、ローマ守備陣はゲンドゥージがクロスを上げるタイミングでラインを上げており、相手の好判断で幻のゴールとなってしまった。
日本のサッカーファンは「惜しかった鎌田大地、次こそ決めよ!!」「鎌田ゴールかと思ったらオフサイドだった」「ローマダービー日本人初ゴールはお預け」「残念。。」「オフサイドとはいえ鎌田大地選手ゴール決めた(決めてない)」など残念がる一方、「そこでトラップするのは変態」「オフサイドだけどタッチうま」「鎌田さんオフサイドやたけど、GK避けるトラップかっこよくなかったですか??」「最後のトラップうまかったw」などトラップに対する称賛の声が集まった。
鎌田はラツィオ1年目の今季、マウリツィオ・サッリ前監督の下で出場機会の確保に苦しんでいたが、3月末に就任したイゴール・トゥドール新監督の下ではセリエA2試合連続スタメン。その期待に応えるべく、昨年9月以来のゴールが待ち望まれる。
(ABEMA de DAZN/セリエA)