【明治安田J1リーグ】ヴィッセル神戸1-2横浜F・マリノス(4月7日/ノエビアスタジアム神戸)
あまりにも惨すぎるシーンに、本拠地ノエビアスタジアム神戸も騒然となった。1-1の同点で迎えた後半中盤に横浜F・マリノスFWヤン・マテウスが抜け出すと、ヴィッセル神戸GK前川黛也が飛び出して応じる。しかし、完全アフターの対応となってしまい、振りかぶった右膝がブラジル人FWの腹に直撃。主審から一発退場が命じられた。
問題の場面は75分に起きる。1-1で迎えた状況で、横浜FMのDF小池龍太が前線へフィードを送ると、FWヤン・マテウスが反応。抜け出せばGK1体1となる状況だったが、GK前川も飛び出して対応を試みた。
しかし、ボールを先に触ったのはヤン・マテウスだった。前川の対応は後手となり、クリアしようとした右足のキックがブラジル人FWに直撃。膝が腹部に刺さるように当たってしまい、主審は問答無用でレッドカードを提示した。
解説の福田正博氏は「ヤン・マテウスは見えていなかった。完全に遅れて前川の足が入っている。先に触られているので、退場は仕方ないですね」とこの場面を解説した。
あまりにも衝撃的な一瞬にノエビアスタジアム神戸は一時騒然となったが、ヤン・マテウスは大事に至らずにプレーに復帰。試合はその後、直後に宮代大聖が同点弾を奪うも、FWヤン・マテウスにスーパーゴールを決められて、神戸が黒星を喫している。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)