【WWE】レッスルマニア（4月7日・日本時間8日／フィラデルフィア）
パワー系軍団同士の「何でもOKルール」での総力戦で、激しい戦いを繰り広げたセコンドの女子部が過去イチの大暴れ。竹刀やバケツでボッコボコに殴り合うなか、場外のテーブル目掛けて放ったバックドロップで失神する衝撃のシーンが繰り広げられた。
WWEの年間最大イベント「レッスルマニア」DAY2で、今年に入り抗争を続けている“ラシュリー軍団”ボビー・ラシュリー＆モンテス・フォード＆アンジェロ・ドーキンスと“ファイナル・テスタメント”カリオン・クロス＆アカム＆レーザーによるストリートファイトによる完全決着戦を開催。
試合開始とともにカリオン・クロス率いる“ファイナル・テスタメント”が一斉に竹刀を投入。竹刀の柄しか残らないほどボッコボコに殴打すると、“ラシュリー軍団”の紅一点Bファブが竹刀で報復アシスト。それにカリオンの妻スカーレットがゴミ箱で殴りかかるなど、セコンドの女子部も大乱闘に参加する大荒れの展開に。
ラシュリーとカリオンの攻防の中では、フルネルソンで苦悶の表情を浮かべる夫のピンチにスカーレットが竹刀で救出。そこに再びBファブが参戦し、エプロンから場外のテーブル目掛けてバックドロップを炸裂させると、テーブルは真っ二つに砕け散った。
ストリートマッチでテーブル投入は想定されていたものの、最初の犠牲者が屈強な男たちではなくカリオンの妻だったこともありファンからも「体張るなぁ」「あんたらが受けるんかい」と勇ましい女子たちを称える声が多数。実況席からも「女性が落ちていった…」と驚きの声が聞かれた。
ここまでは、凶器ありパワー殺法あり、女性たちの献身的なサポートありと、これまでのラシュリー軍団とファイナル・テスタメントによる全面戦争の様相を呈していたが、ラシュリー軍団3人によるカリオンへの「又割き+股間へのダイビングヘッド」に、これまで体を張って救出していた妻スカーレットの姿はない。
カメラが場外に切り替わると先ほどのテーブルクラッシュのダメージでスヤスヤと安眠状態のスカーレットの姿が…。
リング上で股間ヘッドにもがき苦しみ孤立したカリオンにテーブルが粛々とセットされるなか、先ほどまで大暴れしていた仲間の姿もなく、最後はモンテスの「テーブル真っ二つスプラッシュ」の餌食で終戦。ラシュリーがリーダーのカリオンを抑え込み、長らく続いた軍団闘争に終止符を打った。 （ABEMA／WWE『レッスルマニア』）
