【セリエA】ローマ 1-0 ラツィオ(日本時間4月7日/スタディオ・オリンピコ)
あわや大乱闘という事案だった。アーセナル時代から乱闘騒ぎを起こすなど素行不良で知られるラツィオのMFマテオ・ゲンドゥージが、ローマとの伝統の一戦でも相手の挑発に乗ってしまう。それも首を掴むという愚行に出たことでスタジアムは一時騒然となった。
ラツィオが0-1で追いかける展開で迎えた66分、ダブルボランチの一角で出場していたゲンドゥージが右サイドに流れてクロスを狙った。対してローマ守備陣はFWパウロ・ディバラとDFアンヘリーニョの2人で対応し、ダブル・スライディングタックルのブロックでCKへと逃れた。
すると、その直後にディバラが何やら挑発的なことを口走る。これに激怒したゲンドゥージは、「今なんて言ったコラッ」と言わんばかりにディバラの首を後ろから掴む愚行に出ると、両軍の選手や副審が間に割って入る騒ぎへと発展した。
しかもその間にディバラは、自分のレガースをさりげなくゲンドゥージに見せる。そこには2022年ワールドカップでアルゼンチン代表のディバラがトロフィーにキスするシーンが描かれており、決勝で敗れたゲンドゥージとフランス代表を煽ったのだ。
この騒動にネットも反応し、「ゲンドゥージめっちゃ怒ってて草」「ゲンドゥージの荒くれ者感いいな」「ゲンドゥージは相変わらず」「ゲンドゥージ血の気多いんだよなぁw」「ディバラもさすがに南米よなー」「ゲンドゥージ真顔で首握りはじめるの怖い」「ゲンドゥージの悪癖が出た」「喧嘩番長ゲンドゥージ」「ディバラがゲンドゥージ煽ってんの笑った。流石アルゼンチン」「ディバラさんゲンドゥージにW杯にキスするレガースを見せつける鬼畜っぷりは、しっかりアルヘンの戦闘民族で草」「ディバラ、フランス人を煽るための専用小道具としてワールドカップ優勝写真を入れたレガース使うの本当に草」など大盛り上がりとなった。
ゲンドゥージはアーセナル時代のブライトン戦でニール・モペイ(現ブレントフォード)の喉元を絞めた前科があり、大きな問題へと発展した過去がある。首の握り方が違うとはいえ、この乱闘騒ぎを思い出したファンも多いのではないだろうか。
なお、鎌田大地も先発した試合はローマがラツィオを1-0で撃破している。
(ABEMA de DAZN/セリエA)