【セリエA】ローマ 1-0 ラツィオ(日本時間4月7日/スタディオ・オリンピコ)
日本代表MFの鎌田大地も唖然とする残念なプレーだった。1点を追いかけるラツィオが試合終盤にFKを獲得したが、途中出場のDFルカ・ペッレグリーニの誰も反応できない謎パスでチャンスをフイに……。ローマ・ダービーでの痛恨ミスに、現地サポーターから批判が殺到している。
0-1でビハインドだったラツィオは90+4分、敵陣の右サイドでFKのチャンスを獲得した。FWフェリペ・アンデルソンがチョコンと触ったボールを受けてドリブルしたペッレグリーニは、誰もがクロスを上げると思ったタイミングで、なんと右サイドに強烈なグラウンダーのパスを選択。おそらく鎌田を狙ったものだったが、両者の意図がまったく合わず、ボールはゴールラインを割ってチャンスをフイにしてしまった。
鎌田も思わず顔を手で覆い、中で構えていたMFマテオ・ゲンドゥージらが両手を広げて叱責した痛恨のミス。現地イタリアのSNSでは「地獄のようなプレー」「回し者が」「なんてこった」「情けない」「なぜあんな奴に大事なFKを託した」「0点のプレーだな」「お前はまだローマの味方か」と大炎上する事態へと発展した。
実はルカ・ペッレグリーニは、ローマの下部組織出身(ローマ所属のMFロレンツォ・ペッレグリーニと血縁関係はなし)。もちろんわざとミスをしたとは考えにくいが、ラツィオのサポーターからは「地獄のようなプレー」「回し者が」と批判される裏にはそんな事情があったのだった。
試合は結局、ラツィオが0-1でローマに敗れている。
(ABEMA de DAZN/セリエA)