【プレミアリーグ】マンチェスター・ユナイテッド2-2リヴァプール(4月7日/オールド・トラッフォード)
遠藤航は”デュエル王”とも呼ばれるプレースタイルの関係上、守備面がフォーカスされがちだ。ただ、保持の局面でもクオリティを発揮しており、マンチェスター・ユナイテッドとの一戦でも1本のフライスルーパスで相手守備陣を慌てさせている。
スコアレスで迎えた22分にリヴァプールの遠藤航が攻撃で持ち味を発揮した。
リヴァプールが敵陣に押し込んだ展開の中で低い位置にいた日本代表MFにパスが渡る。足下にボールを収めた瞬間に顔をあげていた遠藤は右サイドで裏に抜ける姿勢をみせたモハメド・サラーを見逃さず、すぐに浮き球でピンポイントのスルーパスを出した。
このパスはマンチェスター・ユナイテッドMFコビー・メイヌーのジャンプしながらのブロックに防がれたが、そのままクリアボールがゴールラインを割ったためリヴァプールがコーナーキックを獲得している。
この一連のプレーにはファンも「ピンポイントのパスがサラーと遠藤の共通認識になってるというのがすごい」「サラーが遠藤を信じて裏抜けしたの良き」「遠藤とサラーのばっちりアイコンタクト」と反応しており、両者の連係から生まれたチャンス演出に称賛の声が集まった。
なお、この場面で獲得したコーナーキックからルイス・ディアスにゴールが生まれており、遠藤とサラーの連係がチャンスを演出したと言っても過言ではない。彼らのホットラインには今後も要注目だ。
(ABEMA/プレミアリーグ)