鬼の切ない物語…「鬼滅の刃」蜘蛛の鬼（母）、解放される涙の敗北が感動を呼ぶ「炭治郎の優しさが溢れてる」

　アニメ「鬼滅の刃」が多くの人の心を掴んだ理由のひとつに、元は人間である鬼もそれぞれの物語を持ち、それゆえの悲哀も描かれていることがある。第16話では、家族から虐待される蜘蛛の鬼（母）が炭治郎によって苦痛から解放され、多くの視聴者の涙を誘った。
【動画】首を差し出す母蜘蛛を優しく斬る炭治郎（18分ごろ〜）
　アニメ「鬼滅の刃」シリーズは、「週刊少年ジャンプ」で連載された吾峠呼世晴氏による同名漫画が原作。大正時代を舞台に、家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎（CV：花江夏樹）の戦いを描いた物語だ。2019年4月から放送が始まった同TVアニメ「竈門炭治郎 立志編」が大ヒットを記録すると、その続編となる「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が全世界での総興行収入500億円を突破するなど、社会現象といえるブームを巻き起こした。その後完全新作エピソードを含むTVアニメ版「無限列車編」が2021年10月から、続く「遊郭編」が2021年12月５日から、「刀鍛冶の里編」が2023年4月から放送され、2024年5月12日からはTVアニメ「鬼滅の刃 柱稽古編」の放送が予定されている。