【チャンピオンズリーグ】アーセナル 2-2 バイエルン(日本時間4月10日/エミレーツ・スタジアム)
バイエルンのFWハリー・ケインの衝撃的な肘打ちで、スタジアムは大ブーイングとなった。ハイボールで競り合った際にイングランド代表FWの右肘が、アーセナルのDFガブリエウ・マガリャンイスの顎にクリーンヒットしてしまったのだ。これにはファンも心配している様子だった。
問題のシーンは55分、ケインがガブリエウと浮き球を競り合った際に起こった。ケインはバックステップを踏みながら、後方にいるガブリエウを目視で確認し、身体を張って競り合おうとした。しかし、右肘がガブリエウの顎下に当たってしまったのだ。ガブリエウは悶絶してピッチに倒れ込み、ケインにはイエローカードを提示されている。
またケインはアカデミー時代に1年間ながらアーセナルに所属し、プロとしてはノースロンドンのライバルであるトッテナムのエースとしても長く活躍。それゆえエミレーツ・スタジアムのファンからは大ブーイングが浴びせられた。
解説を務めた安永聡太郎氏は「確認をして故意ではないと思いますけど、入りどころが悪かったらカードの色も(変わるかも)というね」と、危険なプレーであったと言及している。
この危険プレーにはファンも、「レッドだろ」「腕ふりすぎ」「わざとじゃん」「これはいてえわ」「いやエグいて」「確認して入れたな」「狙って肘打ちした」「なんでこれがレッドカードじゃない?」「汚い奴だ」と批判的。現地メディア『Daily Star」紙も「残忍なエルボー。明らかなレッドカードが見逃された」と断罪している。
トッテナム所属時代のケインはノースロンドン・ダービーで歴代最多の14ゴールを記録しており、この日も32分にPKで得点。データサイト『Sofascore』による選手採点でも7.2点と高い評価を得ており、相変わらずアーセナルに対する強さを見せたが、このエルボーだけはいただけなかった。
(ABEMA/WOWSPO/チャンピオンズリーグ)