【プレミアリーグ】ニューカッスル 4-0 トッテナム(日本時間4月13日/セント・ジェームズ・パーク)
トッテナムの守備が崩壊した瞬間だった。30分に先制点を許したアウェーチームは、そのわずか2分後に再び失点。それも痛恨のプレゼントパス&スリップという最悪の形での追加点の献上に、現地メディアも辛辣な評価を与えている。
トッテナムは前節、ノッティンガム・フォレストに3-1の快勝を収めたことで、1試合消化が多いアストン・ヴィラを得失点差で上回ってチャンピオンズリーグ出場圏内の4位に浮上。この調子で勝点を積み重ねたかったアンジェ・ポステコグルー監督率いるチームだったが、ニューカッスルの本拠地セント・ジェームズ・パークに乗り込んだ今節は最終ラインの守備が不安定だった。
先制点を許した直後の32分に不安定さが露呈した。右SBのペドロ・ポロがありえない不用意なパスを出し、ニューカッスルのFWアンソニー・ゴードンにボールが渡ってしまった。そのままボックス内に進入されると、1失点目の場面でスリップしていたDFミッキー・ファン・デ・フェンが再び転倒。フリーでシュートを打たれて痛恨の2失点目を献上した。
プレゼントパス&スリップというミスと焦りから生まれた酷い守備に、ファンも「やったなー」「ポロがポロった」「軽率すぎる」「ポロ何してんの?」「DF崩壊してるやん」「ミッキー滑りすぎ」「ポロもクソだけどミッキーかわされすぎ」「ふざけんなって」と反応。立て続けの失態に辛辣な意見が多数寄せられた。
地元メディアも辛口評価を与えており、『Football.London』は、試合後の評価(10段階)でポロに「3」、ファン・デ・フェンに「4」と厳しい採点。前者を「恐怖のパスを送った」、後者を「重要な場面で二度も足を滑らせた」と寸評した。他にも『Evening Standard』は「4」と「3」、『90.min』も「4」と「2」と各所で最低評価に近いものとなっていた。
なお、この試合で0-4の大敗を喫したことで、トッテナムは再び得失点差でアストン・ヴィラを下回って5位へと転落。残りの6試合でアーセナル、チェルシー、リヴァプール、マンチェスター・シティと強豪との対戦を残している中で、痛恨の敗戦となった。
(ABEMA/プレミアリーグ)