【ブンデスリーガ】レヴァークーゼン 5-0 ブレーメン(日本時間4月15日/バイアレーナ)
待望のブンデスリーガ初制覇は、衝撃的な光景だった。レヴァークーゼンが勝利した瞬間に優勝が決まる一戦で決定的な5点目が決まると、サポーターがピッチになだれ込んでしまったのだ。時間は残されていたが、続行不能と判断したのか審判がホイッスルを吹いて試合終了。異例のタイミングでの優勝決定にはファンも「強制終了w」「 コールド勝ち?w」と沸き立った。
時計の針が90分を回らない、89分台にその瞬間が訪れた。後半から出場したレヴァークーゼンのMFフロリアン・ヴィルツがアレハンドロ・グリマルドからパスを受けると、見事なファーストタッチで相手ボックス内に侵入。ドイツの若き至宝は相手DFに寄せられながらも冷静に右足でゴールに流し込んだ。勝てば優勝が決まる重要な試合で、しかもわずか45分で、ヴィルツはハットトリックを達成した。
すると、歓喜に満ちたホームサポーターが我慢できずにピッチへとなだれ込んでしまう。発煙筒の煙とサポーターによってピッチは赤く染まり、映像にはレヴァークーゼンの選手とサポーターが一緒に喜びを分かち合う様子も映し出されている。
もはや収拾がつかないカオスな状態に、審判はアディショナルタイムを取ることもなく、90分を過ぎたタイミングで試合終了の笛を鳴らした。これでレヴァークーゼンはクラブ創設120年でブンデスリーガ初優勝を成し遂げた。
ABEMAで実況を務めた下田恒幸氏は「もうカオス、試合の終盤からカオスでした」と歴史的な瞬間を伝え、視聴者も「強制終了w」「コールド勝ち?w」「あーあ、ぐっちゃぐちゃw」「これは審判いい判断、強引に終わらせたw」「完璧なブンデスタイムで終わらせたw」「これはまあ致し方ないw」「こんなことあるんかw」「雑な笛w」「ロスタイムなしでわろたw」と異例の事態に驚いている様子だった。
レヴァークーゼンはシャビ・アロンソ監督の下で開幕から29試合無敗という圧倒的な強さを見せ、11連覇中だったバイエルンを王座から引きずり降ろしてみせた。
(ABEMA/ブンデスリーガ)