「出版社から電話があり、私の本が株式投資の誘いに使われていると聞かされました。それも一つや二つではなく、かなりの数の本が使われていたのです」。
実業家の堀江貴文氏や前澤友作氏ら著名人が相次いで被害を訴えているSNS上の"なりすまし広告"。経済ジャーナリストとして活躍する荻原博子氏も、悪質な投資広告の被害に遭っている一人だ。過去に『投資なんか、おやめなさい』騙されてませんか―人生を壊すお金の「落とし穴」42―」といった著書もある荻原氏だけに、昨年8月に『ABEMA Prime』に出演した際には、"まるでギャグのような状況だ"と語っていた。
「私は投資を勧めるようなことは絶対にしていません。対策を立てようと弁護士にも相談しましたが、なかなか難しい。YouTubeやメディアで注意喚起するくらいしかできませんでした」。
自身と一緒に写真に写っていた作家までもが使用されていた広告もあった。「今後、AIで自分が喋っているような動画が作られたら、写真よりも信憑性が出てしまう。そういう時代が来るのが本当に怖い」と危機感を募らせる荻原氏。
「私は一生懸命、"投資は勧めていない"、ということをブランディングしようと思っています。"投資なんかおやめなさい"と伝え続けるしかない(笑)」。(『ABEMA Prime』より)
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