【ヨーロッパリーグ】ローマ ２－１ ミラン（日本時間４月19日／スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ）
ローマのレジェンドが披露した現役さながらの“神トラップ”が話題を呼んでいる。今年１月から古巣の指揮を執る40歳のダニエレ・デ・ロッシ監督が、ミランとのヨーロッパリーグ準々決勝セカンドレグで自らの方面に流れてきたロングボールをさりげなく足下でコントロール。この錆びつかない技術にファンも大喜びだ。
【映像】デ・ロッシの「両手ポケットでトラップ」が神すぎた瞬間
イタリアの首都ローマで生まれ育ったダニエレ・デ・ロッシは、2001年のプロデビューから2019年までローマ一筋でプレー。最後はアルゼンチンの強豪ボカ・ジュニアーズへ移籍して2020年１月にユニフォームを脱いだが、キャリアの大半を愛するクラブに捧げてきた。
そんなレジェンドは１月にジョゼ・モウリーニョが解任されたことを受けて、今シーズン終了までの契約で監督に就任。すると、チームの調子を一気に上向きさせ、このミラン戦の直前に来シーズン以降の続投が発表されていた。
ミランとのヨーロッパリーグ準々決勝でも、見事な采配を振るってチームを準決勝に導いている。そして間もなく試合終了のホイッスルが鳴る場面で、そのテクニックが炸裂した。
ローマのGKミレ・スヴィラールが蹴ったゴールキックは、狙った場所から逸れてタッチライン際のデ・ロッシ監督の下へ。すると、ローマ通算616試合出場を誇るレジェンドは、両手をパンツのポケットに入れながら、さりげなく右足を出してロングボールを華麗にトラップ。目の前にいたミランのDFテオ・エルナンデズへ絶妙な落としを披露した。
これにはファンも、「デ・ロッシかっけぇ」「うまっw」「デ・ロッシのトラップうますぎ笑 勢い殺してノーバン？ワンバン？で相手へ差し出す」「アディショナルタイムのデロッシのトラップが上手すぎた件」と歓喜の様子だった。
現役時代さながらのトラップを披露したデ・ロッシ監督率いるローマはミランに２戦合計３－１と快勝を収め、レヴァークーゼンと戦う準決勝に駒を進めた。この次ラウンドではデ・ロッシvsシャビ・アロンソという、同じ時代にイタリア代表とスペイン代表の中盤を支えていたレジェンド同士が大舞台で激突する。必見だろう。
（ABEMA／WOWSPO／ヨーロッパリーグ）
【映像】デ・ロッシの「両手ポケットでトラップ」が神すぎた瞬間
