SNSの総フォロワー数が2300万人を超える韓国出身のインフルエンサー・DJ SODA。世界各国のフェスに出演する人気DJの彼女は、2023年8月、大阪で行われた音楽イベントで観客から胸などを触られる“わいせつ被害”に遭った。
あれから8カ月…4月7日、再び来日したSODAにABEMAエンタメが密着取材。警備を強化した中で行われた“ファンとの交流イベント”、そしてナイトクラブでのパフォーマンス…SODAは、わいせつ被害にあってもなお、ファンとの触れ合いを望むのか?SNSだけでは見えない、DJ SODAの素顔に迫る。
わいせつ被害&誹謗中傷にあってもセクシーな衣装を着続ける理由
6年連続でアジアナンバーワン女性DJに選出されるなど、目覚ましい活躍をみせるSODA。各国のフェスに引っ張りだこで、1年で20か国60都市を行き来している。
DJとしてのキャリアを順調に重ねていく中、去年8月、日本を訪れた際にある出来事が。大阪で行われた音楽イベントで、観客から胸などを触られる“わいせつ被害”に遭ったのだ。その後、イベント会社が観客に対し刑事告発するも、訴えを取り下げ、金銭の賠償を求めず和解。
この件は、メディアでも大きく取り上げられたが、SNS上では、被害にあったSODAに対し、「露出が多い服を着ているからだ」というコメントも寄せられた。
SODA「初めて誹謗中傷を見た時 怖くて外に出られなかったです。外に出ると、あの人もこの人もみんなから嫌われている気がして、最初はそれが悲しくて怖かったのに、活動を初めて10年になる今では誹謗中傷がないと『あれ?私の人気が落ちたのかな?』と逆に悲しくなるんです。今は誹謗中傷を見ると、「私の人気は今も健在だわ」とうれしくなります」
誹謗中傷の的になったセクシーな衣装を今も着ているSODA。露出を続けるのには彼女なりの大切な理由があった。
SODA「自分の腕と肩のラインが綺麗だと思っていて、それでそれを見せるためには肩と腕が見える服を着ないとですけど、そんな服を着た時の自分が1番可愛いと思うし、自信も出るのでそのような服を好んで着ています。元々この服も長袖なんですけど切りました。高い服なのに切りました。店で切ってもらいました。値段は覚えていませんがバレンシアガです」
150人以上のファンに写真集を手渡し「至近距離で顔を見ながら話ができるのでとても大切な思い出です」
インタビュー取材後、向かったのは、4月5日にリリースした自身初となる写真集の発売記念イベント。東京と沖縄で撮影したという写真集は、体をより豊満に見せるため あえて5kgほど増量し初のランジェリーショットにも挑戦した意欲作だ。そんな写真集をひっさげ、この日、SODAは人生初の試みにでた。
150人以上のファンと触れ合うイベントを開催。会場には、不測の事態に備え、警備員を配置していた。
男性ファンA「Nice to meet you」
男性ファンB「頑張ってください」
男性ファンC「本物だ!」
SODA「本物? 偽物!(笑)」
男性ファンD「(能登半島地震支援で)寄付をしていただきありがとうございます。日本を代表してお礼を申し上げます」
SODA「ありがとう」
写真集にサインを書き、SODA自らが手渡し。
SODA「(ファンと)至近距離で顔を見ながら話ができるのでとても大切な思い出です」
SODAとハートポーズを作ったの男性は、3冊購入するたび撮れるツーショットチェキを目当てに6冊も購入したという。
「SODAに会って人生変わりました」彼女の生き様に励まされる女性ファンたち
ファンは男性のみならず、赤ちゃん連れの女性も。さらに、別の30代の女性ファンはSODAに出会い人生観が変わったという。
女性ファンA「私も痴漢にあった時に『そういう服着てるからでしょ』と実際に言われることがすごく多くて、結構つらい思いをしたんですけど、(SODAは)それでもこのスタイルを曲げないという自分の強みをしっかり出し続けるというのは、私は今までそういうのを隠してきたタイプだったんですけど、初めて『そういう自分の強みを出していいんだ』と思える女性に出会ったという感じ。SODAに会って人生変わりました」
このイベントに参加するため母親とともにはるばる札幌から来たナナちゃん、9歳。実は彼女は、SODAに憧れて7カ月前にDJを始め、今では音楽イベントにも招待される程の実力に。
そして、聴覚障害をもつ女性ファンも。SODAは彼女と手話で会話。女性から渡された手紙には、韓国語で「とても会いたかったです 愛しています」と綴られていた。
この手紙にSODAは涙。「私に韓国語で手紙を書いて指で指しながら伝えてくれて、すごく悲しくて大変なのに私に会いに来てくれてとても感動しました」と語った。
「日本の方たちと頻繁に会ってコミュニケーションしたい」DJ SODAがファンとの触れ合いを続ける理由
日付が変わり、午前0時。SODAがいた場所は、銀座のナイトクラブ。ステージの上にあがったSODAは、DJパフォーマンスでフロアを湧かせ、酒と音楽に酔った観客とハイタッチ。最前列には、写真集イベントにも来ていたファンの姿もあった。
SODA「大変な時にファンたちがくれる応援メッセージに支えられています。私のことを応援してくれる人が多いから、もっと頑張らなきゃと思います」
パフォーマンスを終えたSODAに、なぜわいせつ被害にあってもなお、ファンとの触れ合いを望むのかを聞いた。
SODA「私はファンと近くで顔を見ながら手を取り合うのが幸せで、自分がやりたいからそうしているんです。ファンの皆さんも喜んでいるようでした。私はファンの手を取って歌うのがすごく好きなんです。涙を流すファンもいたし、みんな喜んでくれます。日本の方たちと頻繁に会ってコミュニケーションしたいです。今日は私の誕生日で1日中ファンの方たちとコミュニケーションできてとても幸せでした。昼間から夜までファンたちとずっと一緒にいました。またね〜!」
(『ABEMA NEWS』より)
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