【スーパーGT】第1戦(決勝4月14日/岡山国際サーキット)
レース最終盤、マシンがぶつかり合う壮絶なドッグファイトが注目を集めた。GT500クラスで6位の日産 Zとバトルを繰り広げる7位のGRスープラがGT300クラスのフェラーリと接近。マシンが入り乱れて大混戦となるコーナーで、タイヤ同士が接触するひと幕があった。
2024年のスーパーGT 第1戦決勝。GT500クラスで残り2周の80周目に白熱のバトルが繰り広げられた。7位を走るDeloitteのG.アレジ(#37 TOM'S GR Supra)がオーバーテイクを仕掛けると、6位のNiterra三宅淳詞(#3 MOTUL Z)はポジションをディフェンス。その最中、37号車がGT300クラスの車両とタイヤをぶつけ合うシーンが見られた。
GT500、GT300で40台以上の車両が同時に走るスーパーGT。特にレース終盤のコーナーでは、各々の車両がオーバーテイクの機会を伺うため、大混戦となる。
本レースも例に漏れず、ファンが「密です!」「すごい混戦」などと盛り上がる混戦模様を見せていた。その最中、3号車が前方のGT300車両に追随してコーナーを大きく回ると、直後を追走していた37号車のG.アレジがオーバーテイクを仕掛けた。
G.アレジはアウト側から追い抜きを図り、クロスラインとなる次のコーナーで3号車のインに入り込もうとする動きを見せたが、ここでGT300クラスのフェラーリと接近。追い抜きを狙うなかで一瞬タイヤ同士がぶつかり合うシーンが繰り広げられた。
最終的に3号車はバトルを制し、37号車のオーバーテイクを阻止。6位の座を守り抜くとともに、順位をキープしてフィニッシュした。
マシンがひしめき合う中で勝負に出たG.アレジ。クラス違いの車両が混走する難しい状況も絡んだ壮絶な攻防は、スーパーGTならではの見どころだった。
(ABEMA『ABEMA SUPER GT ダイジェスト』/(C)GTアソシエイション)