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【映像】当たったらスゴイ!?広瀬九段のチーム構想

 最もメンバー予想の難しいのはこのチーム!?将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」は、4月27日に将棋ファン大注目のドラフト会議が放送される。今大会からより厳選された11人のリーダーが会議を経てチームを結成。エントリーチームと合わせた計12チームで頂点を競う。毎年テーマを持ったメンバー選出をしている広瀬章人九段(37)だが、今年は「優勝候補とは程遠い」と笑う。予選突破率100%のチーム広瀬は、どんな構想を描いているのか期待は高まるばかりだ。

【映像】当たったらスゴイ!?広瀬九段のチーム構想

 常連リーダーとなった広瀬九段だが、これまでは趣味の麻雀仲間、出身大学繋がりなど毎年テーマを持ってメンバー選出を行ってきた。前年大会では「一年に1回の仕事仲間だった」という近藤誠也七段、石井健太郎七段をチームを結成。本戦1回戦での敗退となったが、「アットホームな感じがして良かった」と戦いぶりを振り返った。

 5回目のリーダーとなる今期は、どのようなテーマを持って臨むのだろうか。しかし、広瀬九段の回答は「今年はとにかく指名がかぶらないようなチームです(笑)」。さらに、「一人は(予想が)当たると思うんですけど、もう一人は結構“難問”だと思います、ハイ」と言い、ニヤリと笑った。構想のヒントは「付き合いの長い後輩棋士。予定通りなら、一人は(過去のABEMAトーナメントに)出たことがあって、一人は初出場ですね」という。

 回りを見渡せば、新進気鋭の若手棋士が多数候補に挙がるところだが「指名が被らないと面白くないかなって思っていたんですけど、そろそろいいかなと(笑)。今年はちょっと見学に回ると思います」とファン目線でドラフト会議を楽しむ予定のようだ。「やっぱり藤井(聡太竜王・名人)さんが誰を指名するかっていうのは毎年注目ですし、永瀬(拓矢九段)&増田(康宏八段)コンビがまた結成されるかどうかも注目ですね(笑)。意外な人が意外なテーマを持って臨むのがこのドラフトなので、予想外なことが起こるところも楽しみですね」。

 これまでの団体戦4回の開催で、予選突破率は100%。「構想通りの人を指名できると優勝候補とは程遠いチームですが、まずは予選から徐々に波乱を起こせるように。予選突破現実的な目標になります」。広瀬九段の真意はどこに?最も予想困難なチームに注目が集まる。 

◆ABEMAトーナメント2024 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が7回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士11人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全12チームで行われる。予選リーグは3チームずつ4リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
ABEMA/将棋チャンネルより)

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