【写真・画像】世界最速ラリーカー、全開でコース脇のポールに激突! 時速100キロ超のアクシデントでマシンは「木っ端みじん」難コースで波乱 1枚目
【映像】100km/h超でポール直撃…衝撃アクシデントの瞬間

WRC】第4戦 クロアチア・ラリー(4月21日/デイ3)

 戦いの舞台を欧州へ戻した2024年シーズンのWRC(世界ラリー選手権)。第4戦「クロアチア・ラリー」の最終日は熱戦となったが、SS(スペシャル・ステージ)18でアクシデントが続出。フォードのアドリアン・フルモーは、クラッシュしマシンを破損させてしまった。

【映像】100km/h超でポール直撃…衝撃アクシデントの瞬間

 今年で4回目の開催となるクロアチア・ラリーの特徴は、オールターマック(舗装路)であること。しかし、その舗装具合は一定でなく、また沿道から巻き上げられた砂利や土などが路面に乗り、上手くグリップするのは難しい路面コンディションだ。

 注目のSS18は、トップを走っていたヒョンデのティエリー・ヌービルがコースアウトして順位を落とすと、2番手にいたトヨタのエルフィン・エバンスもスピンでタイムロス。そしてフルモーはというと、コース脇のポールにマシンを激しく激突させてしまい、総合順位を5位から18位まで落としてしまう。

 このポールは「アンチカットポール」と呼ばれるもので、イン側をカットし過ぎては危険な箇所に、インカットを防止するために設置されているもの。結果、ただでさえ幅の狭いコースがさらに幅を制限されることになり、よりドライバーの腕が試されることになる。

 フルモーはこの林道コースを、時おり時速130キロオーバーの速度を出すなど、途中までテンポ良く走行していた。しかし、若干上り傾斜のついた緩い右コーナーで目測を誤ったのか、攻め過ぎてマシン右側をポールにヒット。この瞬間、ポールは粉々に飛び散っている。

 そのまま走り続けるもステアリングコントロールがおぼつかないようで、すぐ先でコース脇にマシンを止めて、コ・ドライバーとともにダメージの確認作業に。どうやらステアリングアームを破損してしまったようで、その場で応急処置を施して、なんとかフィニッシュしている。

 この限界ギリギリの全開走行中に生じたクラッシュシーンを観た視聴者からは、「木っ端みじん」、「こえぇぇ」、「完全に踏んでる」、「粉砕」と驚きのコメントが並んでいる。

ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)

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