【ラ・リーガ】レアル・マドリード 3-2 バルセロナ (4月22日/サンティアゴ・ベルナベウ)
【映像】味方のスルーに素早く反応して豪快シュート
まるで世界は彼を中心に回っているようだった。そう思わせてしまうほどレアル・マドリードMFベリンガムの役者ぶりは凄まじかった。前回のクラシコで2ゴールを決めてヒーローとなった男は、2度目の今回も試合終了間際にファンを大歓声に巻き込む劇的な決勝ゴールを叩き込むみ、ファンも「役者が違い過ぎる」「主人公すぎる」と熱狂した。
バルセロナがリードを奪えば、レアル・マドリードも負けじと追いつく。257回目のエル・クラシコは互いに譲らぬ展開のまま、後半アディショナルタイムに突入していた。
迎えた90+1分、2-2のドローで終わると思われた時間で“役者”が仕事を果たす。
ボックス手前、ブラヒム・ディアスが中央で相手の視線を集めてから右サイドへと展開すると、右SBのルーカス・バスケスがダイレクトで折り返した。このクロスにFWホセルがニアでつぶれながらスルーすると、最後はファーに詰めていたジュード・ベリンガムが反応。豪快なシュートを叩き込んで、土壇場でレアル・マドリードが勝ち越しに成功した。
クラシコでの勝利、そしてラ・リーガ優勝を手中に収める劇的な決勝ゴールにファンは「結局決めてくれるどんな時も」「最後の最後で仕事するベリンガム最高」「やっぱりベリンガム」「ベリンガム、役者が違い過ぎる」「ベリンガムがまじで主人公すぎる」「ベリンガム本当に持ってるね」「ベリンガム、カッコよすぎ」と、ヒーローとなった男を最上級に褒め称えていた。
ここ数カ月のベリンガムは怪我や出場停止処分の影響もあってゴールから遠ざかっており、最後に公式戦でネットを揺らしたのは2月10日のジローナ戦まで遡る。約2カ月ぶりのゴールをエル・クラシコの試合終了間際で決めてしまうのは、あまりに役者が過ぎる。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)