【WWE】RAW(4月22日・日本時間23日/コロンバス)
バトルロイヤル戦で失格となった巨漢女子レスラーが怒りの大暴走。アナウンステーブルの一部をぶん回してカメラマンを直撃する惨劇に実況も声をあげてドン引き。ファンからも同情の声が相次いだ。
コング開始から公称108キロ“メガトン・バービー”ことパイパー・二ーヴェンと、123キロ“不可抗力”の異名で知られるナイア・ジャックスの巨漢女子のぶつかり稽古で幕をあけたバトルロイヤル。場外でのラフファイトでもこの二人が主役だった。
試合中盤、ベッキー・リンチとパイパーの攻防。ベッキーがロープを巧みに使った作戦でパイパーをトップロープからエプロンへ運ぶと、エルボーとロープを掴んで渾身のダブルキックでリング下へ叩き落とす。
ここで失格となったパイパーだが、ベッキーの挑発が気に食わなかったか、足を引っ張ってリング下へ引きずり落とすと鉄柱へ激突させ鬼の形相。さらにステップスを背にキャノンボールを放つなど凶行を続ける。
失格に気持ちがまだ気持ちが収まらないパイパーはさらにアナウンステーブルの装飾を引き剥がして攻撃の準備。あまりに執拗な攻撃に解説の料理系TikTokerのもりおも「え?まだやるの?」と少し引き気味のリアクションだが、次の瞬間、装飾をぶん投げるとカメラマンを直撃した。
衝撃でブレブレになるカメラマンの災難にファンも「カメラマン被弾」「とばっちりだ」「カメラマンw」と反応。その後も珍しく怒り心頭のパイパーに「激おこだな」「珍しくブチ切れ」「場外で爪痕残すパイパーたん」など男子の試合さながらの荒れたテーブルに「女子では中々見ることのできない実況席だ」といった声も聞かれた。
その後もベッキーへの制裁、さらにナイアも巻き込んだ大乱闘と勝敗関係なしに大暴れだったパイパーと、良くも悪くも目立った巨漢女子二人を実況の清野茂樹アナウンサーは、バトルロイヤル中「2つの台風」と表現した。
ともにタイトル戴冠とはならなかったが、今後に向けて多くの見せ場を作り試合で大きな存在感を示したバトルロイヤルだった。(ABEMA/WWE『RAW』)