パンクラス随一のストライカーが、Breaking Down戦士とのガチ勝負。戦慄の右を撃ち抜いて衝撃KOで会場を沸かせた。場内騒然の中、セコンドの朝倉未来が一瞬見せた愕然としたような表情に「未来さん激おこだ」などファンの反響が相次いだ。
【画像】朝倉未来を愕然とさせた衝撃KO 「未来さん激おこ」ファン騒然
4月29日に東京・有明アリーナで開催された「RIZIN.46」で高木凌と西谷大成が対戦。試合は高木が西谷を強烈な右フック1発で、マットに沈めると、パウンドで追い打ち。Breaking Down戦士を1ラウンド4分17秒、衝撃KOでリングに葬った。
「Breaking Downは格闘技じゃない」と公言するパンクラスのランキング1位である高木と、Deepなどを経て試行錯誤を重ねながら「朝倉未来チャレンジ」で頭角を現した西谷。20代同士の“生き様対決”は、門下生の西谷を朝倉未来が見守るなか壮絶なKOシーンで決着した。
緊迫感ある距離の攻防からタックルで先に押し込み先制したのは高木だった。ロープ際で防戦の西谷に対し中腰状態の高木は、がら空き状態の顔面に強打を放つ。しかし、互いに組みの状態で譲らず再びスタンドでの攻防に。
西谷は右ミドルをキャッチして押し込む場面でも、深追いはせず冷静に対処しスタンドでの打ち合いに集中する。すると1ラウンド残り1分、打撃勝負の高木は右ストレートを皮切りに次々と西谷の顔面にパンチを叩き込む。一瞬、脳が揺れた西谷。すかさず高木が放った右ローで体勢を崩す場面も。
壮絶決着は突然訪れた。高木が「こい!」と西谷を挑発。これに応じる形で前に出た西谷に高木が右フックを撃ち込むと、西谷は静かに崩れ落ち失神。パウンドに移行するも、レフェリーが割って入って試合を止めた。「パンクラスのKOアーティスト」の言葉どおり、狙いすましたひと振りで見事に仕留めてみせた。
目の覚めるようなKOシーンに西谷陣営のセコンドについた朝倉も口を半開きで愕然とした様子。弟子の衝撃的な敗戦に立ち尽くす朝倉が見せた一瞬の表情に「未来さん激おこだ」といった驚きの声などが聞かれた。