【セリエA】ラツィオ1-0ヴェローナ(日本時間4月28日/スタディオ・オリンピコ)
ラツィオの鎌田大地も思わず頭を抱えるプレーだった。相手のスローインをカットした日本代表MFは、そのまま敵陣の深い位置へと進入して逆サイドのFWペドロ・・ロドリゲスへとラストパス。最後はゴールに流し込むだけという場面だったが、ベテランFWのシュートは枠外に逸れてしまった。
鎌田はイゴール・トゥードル体制で復活を遂げ、前節ジェノア戦では昨年9月以来のアシストを記録。今節ヴェローナ戦でも1点モノのラストパスを供給している。
スコアレスで迎えた66分、鎌田は敵陣で相手のスローインをカット。そのままドリブルで持ち運んでボックス内へと進入した。日本代表MFは逆サイドに走り込んできたFWペドロを見つけると、そこに絶妙なラストパスを供給。ホットラインが通ったかと思われたが、元バルセロナFWのシュートは惜しくも枠を逸れてしまった。
これには思わず鎌田も頭を抱えたが、それ以上にペドロはショックを受けていたようで、チームメイトに起こされるまでの数秒間は自らの力で立ち上がることすらできなかった。
同じくファンもショックを受け、SNSには「鎌田にアシストを」「鎌田アシスト未遂!」「アシスト付き損なった」「ペドロそれ外すか」「100点のアシストボールだったろー」「何てことしてくれたんだ」「これは決めなあかんヤツ」など落胆の書き込みが並んだ。
なお、この試合で鎌田は2つのラストパスを成功させるなど、3列目からの攻撃参加で多くのチャンスを演出。72分には強靭な守備から決勝ゴールの起点にもなっている。トゥードル体制では間違いなくラツィオの要の1人だ。
(ABEMA de DAZN/セリエA)