【明治安田J1リーグ】横浜F・マリノス 1-1 ジュビロ磐田(5月3日/日産スタジアム)
チームを支えるベテランGKが、試合終盤のビッグプレーでファンを沸かせた。最終的にはオフサイドの判定となったが、ジュビロ磐田GK川島永嗣が、わずか1秒間の間に2つの神反応を見せ、「神というより化け物やろ」「魂のブロック」とファンたちも大騒ぎとなっている。
注目のシーンは磐田が追いついて迎えた後半アディショナルタイムだった。敵地での一戦だけに勝ち点1でも持ち帰りたい状況のなか、この試合で最大のピンチを迎えた。
自陣左サイドからゴール前に低く鋭いクロスボールが入ってくると、DFとGKの間を抜けてファーサイドにボールが流れ、最後はフリーだったFW宮市亮の下へ。ニアサイドを消していた川島はすぐさまサイドステップでファーサイドへとポジションをずらすと、宮市のキックミスにも助けられながらこのシュートをしっかりとセーブした。
しかし、アンデルソン・ロペスがこぼれ球に反応。この試合の先制点も同様に川島が弾いたボールを押し込んでいたブラジル人ストライカーは、またも自分の前に転がってきたボールを押し込みにかかる。ところが今度は、川島が意地を見せた。冷静に股を閉じて、最後はしっかりとボールを押さえ込んだのだ。
最終的にはオフサイドの判定だったが、解説を務めた松原良香氏も、このビッグプレーを称賛。「いや素晴らしいですね。前節の町田戦も指先で止めたスーパーセーブがありましたが、このシーンも見事でした」と2試合連続スーパーセーブを見せたベテランGKを讃えている。
さらにコメント欄でも「川島すげぇ」「魂のブロックです」「守護神だよほんと」「キーパースキル凄え」「川島神というより化け物やろ」と川島を大絶賛した。
川島の活躍もあり、磐田は終盤の猛攻を耐えて勝ち点1を獲得。リーグ戦では3戦負けなしと結果を残している。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)