青木真也が親身になって教えていた愛弟子に本気で説教。青木の思いに「これは泣く」「プロフェッショナル 青木の流儀」など共感の声が相次いだ。
「格闘代理戦争-THE MAX-」では、青木真也、岡見勇信&中村倫也、平本蓮、クレレベル・コイケ、イゴール・タナベら豪華メンバーが監督として参加。優勝者には7月の「超RIZIN3」への出場権が与えられる。
17日に開催される決勝に進んだのは、イゴール推薦のトミー矢野と、岡見&中村推薦の中村京一郎。トミーは、準決勝において、わずか18秒で膝十字固めを極めて圧勝したが、そこで敗れたのが、青木真也が推薦する中谷優我だった。
それまで、弱い精神を打ち破るべく、青木直々のスパーリング、藤田和之&ケンドー・カシンなど、錚々たるメンバーに鍛えてもらっていたものの、本番ではファーストコンタクトで攻めることも出来ずあえなく敗北。試合後に青木から「辛いこと言うけど別に驚いてない。ファイトできなかった。その落胆が大きい」と突き放され、号泣する場面が見られた。
今回、中谷にチャンスを与えるべく、スペシャルワンマッチが設定された。青木も「不完全燃焼。自分にも負けてるし、最後納得して次に向かうことが彼の人生にとってポジティブなことになる」と承諾する。
しかし、現れた中谷にその提案をしたところ「膝を痛めてしまって、まだ練習ができる感じではない…」と後ろ向きな返事。それに対し青木は「ここまで来て俺に嘘つくの?心が折れただけじゃん。恥をかくのが嫌なだけ。やるんだよ。それがプロ格闘家だろ?負けて恥かいてもうできません。それはアマチュア」「たぶん今は何言ってんだろう?って思う。でも何年か後、格闘技じゃなくても自分の持ち場で一生懸命仕事を頑張っていた時に意味がわかると思う」と檄が飛ぶ。
まっすぐに聞いていた中谷はまたも号泣。ネットからは「なんかいいわ」「これは泣くわ」「プロフェッショナル 青木の流儀」など、青木の格闘技論を超えた“仕事論”に刺さった人が多い様子だった。