【明治安田J1リーグ】浦和レッズ 2-1 横浜F・マリノス (5月6日/埼玉スタジアム2002)
今シーズンなかなかパフォーマンスが上がらなかったが、ようやく完全復活を遂げた。浦和レッズのMF伊藤敦樹がこの日2ゴール目となる左足ミドルを叩き込んだ。これにはファンからも「アツキ覚醒」「復活泣ける」と喜びの声が挙がっている。
注目のシーンは浦和が1-0とリードして迎えた64分だった。浦和のスウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンがハーフウェーライン付近でボールを持つと、その瞬間にスピードアップし自陣から前線へフリーランニング。伊藤が自らボールを要求し、敵陣中央やや右寄りの位置でパスを受けると、そのまま斜めにドリブルで持ち運ぶ。ボックス手前中央に到達し、左サイドでフリーのMF中島翔哉や裏抜けするMF大久保智明を囮に使うと、左足一閃。低弾道のシュートはゴール手前でワンバウンドし、左隅へと突き刺さった。
この圧巻のゴールにファンは「伊藤敦樹って左足うめえよな」「アツキがシュート決めるとやっぱ嬉しい」「アツキ完全復活」「アツキ覚醒」「アツキは左利き!!!」「アツキさいこーーーー!」「浦和の漢 伊藤敦樹おかえり」「サポーター、選手、監督、全員が待ち続けた伊藤敦樹の復活泣ける」と完全復活の狼煙を上げる2ゴールにSNSでは祝福と歓喜の声が相次いだ。
伊藤はこの日、42分にもMF中島翔哉のスルーパスに反応し左足でGKの股下を抜く先制ゴールを決めている。今シーズンから新監督の元で4-3-3のインサイドハーフに挑戦しているが、なかなか調子が上がらずに苦戦していた。第9節のホームガンバ大阪戦では。決定機を外すとボールロストから失点し、厳しい声が挙がる事態に。そんな状況でもマティアス・ヘグモ監督から辛抱強く全試合で起用され続けると、その期待に2ゴールという最高の形で応えてみせた。
試合は伊藤の見事なドッペルパックで浦和が2-1で横浜F・マリノスに勝利。通算観客動員数が1600万人となった節目の試合で、伊藤は4万人を超える大観衆を沸かせる活躍で勝利に貢献した。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)