【プレミアリーグ】リヴァプール4-2トッテナム(5月6日/アンフィールド)
【映像】遠藤航がエグすぎる“鬼プレス”→相手を吹っ飛ばした瞬間
リヴァプールに所属する遠藤航の持ち味が出た場面だった。トッテナムの最終ラインからのパス回しに対して日本代表MFは高い守備強度で対応。インターセプトに前を向かせない守備と中盤のフィルター役として奮闘している。
今シーズンのリヴァプールは開幕から過密日程に悩まされていたが、すでにプレミアリーグを除く全ての大会を敗退。そのため今節トッテナム戦は、前節ウェストハム戦から中7日と余裕を持って試合に臨めた。
各選手たちがシーズン終盤の疲れを感じさせないリフレッシュした姿をみせると、アンカーで先発出場した遠藤航も持ち前のハードワークで躍動する。
トッテナムの最終ラインからの短いパスで繋ぐビルドアップに対して、日本代表MFは出足の鋭い守備でパスをカット。その後、自らのパスがずれたことで再び相手にボールを回収されてしまったが、トッテナムMFパペ・マタル・サールにハードなチャージを仕掛けて前を向かせなかった。結果的にセネガル代表MFを倒してしまいファウルとなったが、1対1の局面で潰し切ることに成功した。これにはファンも「遠藤力士かよ」「調子いいぞ」「遠藤いいね」と、太鼓判を押している。
遠藤はこの場面のように守備範囲が限定されていると、彼のボール奪取力が活きてくる。試合を通してトッテナムの低い位置から繋ぐビルドアップに対して制限を掛ける場面が多く、途中交代となった65分まで抜群の存在感を放った。
なお、試合はリヴァプールが4-2の勝利を収めた。ここからの逆転優勝の可能性は限りなく低いが、今シーズンがユルゲン・クロップ監督のもとでのラストシーズンであることを忘れてはならない。クラブの歴史の一部となった彼と戦える試合も残すところ2つ。悔いが残らないようにシーズンを戦い抜いて欲しいところだ。
(ABEMA/プレミアリーグ)