大学入試過去問の代名詞的存在である、通称「赤本」が70周年を迎え、デザインをリニューアルした。その背景には、Z世代への配慮があったという。
これまでの赤本は、鮮やかな赤色が特徴的だったが、新デザインでは上部にグリーンのパステルカラーを採用し、表紙で最も重要視される大学名の文字も若干細くなり、全体的に柔らかな印象に変わった。
出版元の教学社が高校生にヒアリングすると「鮮明な赤にプレッシャーを感じる」「威圧感があっていかめしい」との声が寄せられたという。もはや赤は色ハラスメント「イロハラ」となるのだろうか。これに対し、明星大学心理学部の藤井靖教授は「赤は効果として、緊張や興奮につながる、あるいは人を覚醒させる」と説明。また、「心理学的には、Z世代の(赤が威圧的という)感覚というのは、自分のパフォーマンスを最大限発揮させるための環境作りという側面で正しいと思う」と、Z世代の感覚を肯定した。
この話題に注目した元徳島県警捜査一課警部の秋山博康氏は、「現場に急行するときは赤灯。消防も赤色なので、危険な色というイメージがある。やっぱりZ世代は怖いと思うんでしょうね」と、赤色が危険を示す色として認識されていることを指摘した。
現役大学生タレントの小浜桃奈も秋山氏に共感して「“危険”を感じちゃう。ただでさえ受験に危機感を持って焦っているのに、まだ危険を表紙で煽られる。私も赤本を使って受験勉強してましたけど、ブックカバーつけてました。カバーをつけて見ないようにしていました」と、自身の経験を交えて赤本の赤色に対する抵抗感を語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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