「富士山は綺麗だけどそんな余裕ない!」スーパーGTのセーフティカー同乗体験で大絶叫。量産車とは異なる新型フェアレディZ の200km/h走行に、朝日奈央もレポートを忘れて叫ぶほかなかった。
5月4日、史上初の「3時間レース」フォーマットのもと、富士スピードウェイで開催されたスーパーGT 第2戦決勝。レース前のコースには、レーシングスーツを全身にまとった朝日奈央の姿があった。
番組で行われた「SUPER GTの裏側に潜入」企画内で、レースの安全を日々管理しているセーフティカーをクローズアップ。新型「Nissan Z(フェアレディZ)」で駆け回るセーフティーカドライバー大賀裕介氏のもと、セーフティカーの役割が紹介され、レーシング用のシートなど普段見ることのできない内装が映し出されると「左ハンドルなんだ!」「中ってこんなんなってんのか」とファンも興奮の様子を見せていた。
セーフティカーの役割は、大きく「レース前のコースの安全確認」と「車両先導」の2つに分かれている。「レース前のコースの安全確認」では、150km/h〜200km/hとレースにできるだけ近いスピードでコースを走行し、セーフティーカーの機能やコース上に落下物がないかをチェックし、「車両先導」では、イエローフラッグが振られても、故障車両がコース上に停止していたり、散乱した部品などで他の車両に二次被害が起きる可能性がある場合に、車両を先導してレースを円滑に進めている。
この役割を知った朝日は、「みなさんが安全に走れる理由がセーフティカーにあったんですね」と感激。しかし、順調に進んでいた乗車体験だったが、最終周では、“お約束の本気走行”が行われる。
コーナーでの急減速によるG(遠心力)や富士が誇る1.475mのロングストレートで200km/h走行を体験した朝日奈央は「キャー!」と悲鳴を上げる。フロントウインドウから望む雄大な富士山の綺麗さに感動こそしながらも、「そんな余裕ない!」と叫び続けていた。
改めてスタジオでこの体験を振り返った朝日奈央は、「私は200km/hしか体験できなかったけど、300km/hを3時間も走るなんて凄すぎます」と、日々しのぎを削りながら走り続けるスーパーGTのドライバーの凄さを改めて噛み締めていた。
(ABEMA『ABEMA SUPER GT ダイジェスト』/(C)GTアソシエイション)