【プレミアリーグ】チェルシー 5-0 ウェストハム(日本時間5月5日/スタンフォード・ブリッジ)
ミスをミスに見せないのがプロの仕事だ。チェルシーのDFチアゴ・シウバがウェストハム戦で、味方が出した無理くりな鬼畜パスをいとも簡単に捌き、危なっかしいプレーを何事もないプレーに変えてみせた。これにはファンも「すべてのパスが偉大すぎる」と感心するなど話題となった。
今シーズン限りでのチェルシー退団を発表済み(古巣のフルミネンセへ移籍)であるチアゴ・シウバには、多くの惜別の声が寄せられている。その理由は彼がチームメイトやサポーターに愛されているうえ、39歳という年齢にしてトッププレーヤーであり続けているからだ。
1-0で迎えた29分には、ベテランらしい落ち着きと技術の高さが存分を披露した。ウェストハムのプレスがかかった状態でMFコナー・ギャラガーは、チアゴ・シウバに浮き球の強めのバックパスを出した。焦って処理を誤ってもおかしくないアバウトなパスだったが、ブラジル代表DFはそれをダイレクトパスで敵2人の相手の間を通してみせた。
ワンタッチで一気に状況を変える神プレーにスタジアムは大喝采。さらに視聴者も「全てのパスが偉大すぎる」「簡単そうにこんな縦パスできるもんな」「ギャラガーさん、チアゴ・シウバへのクソ鬼畜パスだけはマジで反省してください」「彼以外なら詰んでました」「退団しないでくれ」「サッカーが上手すぎる」などと反応。難易度の高いパスをいとも簡単に捌いたベテランのプレーに感心している様子だった。
なお、この試合でチアゴ・シウバは75本のパスを出し、そのうち74本を成功。パス成功率99%という脅威のスタッツを叩き出している。36分には大ジャンプからのヘディングでアシストも記録しており、退団を惜しむ声はますます増えている。
(ABEMA/プレミアリーグ)