【CL】レアル・マドリード 2-1 バイエルン (5月9日/サンティアゴ・ベルナベウ)
ここまで幾度となくチームのピンチを救ってきた守護神が、まさかのミスを犯してしまった。バイエルンのドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが、ミドルシュートを弾いたところから同点ゴールが生まれ、ファンは「神様が…」「まさかノイアーのやらかしがあるとは」と落胆した。
1stレグを2-2のドローで終えたバイエルンは、決勝進出に向けて敵地での勝利が必要な状況だった。勢いを持って攻めてくるレアル・マドリードに立ちはだかったのが、守護神ノイアーだ。
13分にはブラジル代表FWヴィニシウス、同代表FWロドリゴがボックス内で連続してシュートを放つが、ノイアーが神セーブを見せてショットストップ。スタッツサイトによると、この試合で5つのビッグセーブを見せるなど鬼神の如き活躍を見せた。
しかしバイエルンが1点リードで迎えた88分に痛恨のミスが起こってしまう。自身のスローが精度を欠いて、相手ボールになるとヴィニシウスにボックス手前からのミドルシュートを許す。ほぼ正面に飛んだシュートだったが、ノイアーはこれを前に弾いてしまうとそこに詰めたスペイン代表FWホセルに押し込まれて同点ゴールを許した。
解説を務めた安永聡太郎氏は「ノイアーがキャッチした後にスローしましたが、モドリッチがよく残した。バウンドが…。うーんどうでしょう」と名手のミスに言葉を失った。一方で安永氏は「ヴィニシウスのシュートも凄いですよ。縦に落ちている」と、ゴールに繋がったヴィニシウスのミドルシュートを称賛。さらに「ノイアーも『さぁいらっしゃい』という感じでした。そのノイアーが弾くとは思わない。そこに詰めたホセルも素晴らしかった」と、虎視眈々とこぼれ球を狙っていたスペイン代表ストライカーの動きも称えている。
このシーンについてABEMAのコメント欄では「やっちまったー」「そんなことってあるの?」と落胆。一方で「神様が…」「ノイアーが弾いちゃったらなんも言えないよ」「一瞬判断迷ったか」「まさかノイアーのやらかしがあるとは」「もうノイアーがミスったらしゃーないよ」とノイアーを擁護するコメントも多く見られた。
バイエルン公式サイトは試合後にノイアーのコメントを掲載。「サッカーをしたことがある人であれば、誰もが今の気持ちを理解してくれると思う。終了間際までリードしていたのに、このような形で敗退するのはとても悔しい。(CL決勝が行われる)ロンドンに片足を踏み入れていて、決勝進出が見えていた。言葉では言い表せない」と落胆しているようだ。
この失点で追いつかれたバイエルンは、後半アディショナルタイムにもゴールを許して1-2の逆転負けとなり、決勝進出を逃している。
(ABEMA/WOWSPO/チャンピオンズリーグ)