【AFCチャンピオンズリーグ】横浜F・マリノス ２－１ アル・アイン（５月11日／横浜国際総合競技場）
スタジアム中が歓喜の渦に包まれた。横浜F・マリノスのMF渡辺皓太がFW宮市亮のボレーシュートに足を伸ばしゴール。一度はオフサイド判定もVARの結果認められ、勝ち越しに成功したのだ。これにはファンも「よくやったぞ！！」「なべこー最高！！」と大歓喜の声が挙がった。
アル・アイン（UAE）とのAFCチャンピオンズリーグ決勝のファーストレグ、１－１の同点で迎えた85分だった。横浜F・マリノスは、コーナーキックのこぼれ球を拾って、MF榊原彗悟が右サイドに展開。これをFWヤン マテウスが右足ダイレクトでクロスを上げる。
ファーサイドに位置していた宮市が下がりながらダイレクトボレーを放つと、渡辺が素早い反応で右足を出す。ボールを膝に当てて、執念でゴールネットを揺らした。オフサイドの旗が上がり一度はノーゴール判定となったものの、VARチェックの結果、ゴールが認められた。
この“神の膝ゴール”にはファンも大興奮。SNSには「なべこうよくやったぞ！！」「なべこー最高！！」「気持ちで押し込んだ」「よく反応したな」「宮市がミートしきらなかったことで渡辺皓太のゴールを生むという、これぞドラマだな」「本当に大きいゴールを叩き込んだ」「年１ゴール出たああああ！」「よく膝出した」「渡辺皓太がゴールすると親戚が決めたみたいでなんか嬉しい」など、途中出場の渡辺のゴールに喜びの声が相次いだ。
横浜F・マリノスはこの試合、13分に相手FWソフィアン・ラヒミにスピードでぶっちぎられるとこぼれ球をMFモハンメド アルバルーシ押し込まれ先制ゴールを許す。さらに29分にはGKポープ・ウィリアムのキャッチミスから失点するもオフサイドの判定に助けられたシーンがあるなど、なかなか勢いに乗れない時間帯を過ごしていた。
しかし、61分にピッチに送り込んだ宮市と渡辺が流れを変え、植中朝日が75分に見事なヘディングシュートで同点ゴール。さらに86分には渡辺が決勝ゴールを挙げ、２－１でファーストレグを制した。
横浜F・マリノスはクラブ史上初のアジア王者に輝けるのか。アウェーで開催される運命のセカンドレグは、日本時間５月26日の１時にキックオフされる予定だ。
（ABEMA de DAZN／AFCチャンピオンズリーグ）
