【スコティッシュ・プレミアシップ】セルティックFC 2-1 レンジャーズFC(5月11日/セルティック・パーク)
【映像】危険すぎる!足首をえぐり取る強烈なタックルの一部始終
カメラが決定的瞬間を捉えていた。レンジャーズMFランドストラムが足裏でセルティックDFジョンストンの足首を抉り取る強烈なタックルを仕掛けた。当初はイエローカードの判定だったが、映像で確認すると一切ボールにアタックしていない危険なプレーと判断されて一発退場となっている。
逆転での優勝を目指すレンジャーズはセルティックに2点を先行されながらも、40分に1点を返すことに成功。その勢いのままに同点ゴールを狙っていた。
しかし、この追い風ムードに水を差すような行為が行われてしまった。前からセルティックのビルドアップに対して激しいプレスを仕掛けていたレンジャーズは、MFのジョン・ランドストラムがショートカウンターを狙って相手の右SBアリスター・ジョンストンに強烈なタックルを仕掛けた。
しかし、これが相手DFの足首に直撃。主審は当初イエローカードの判定を下したが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入によってOFR(オン・フィールド・レビュー)を行うとレッドカードに覆った。
スローでの映像を見ると、ランドストラムの足裏がジョンストンの足首に激しくアタックしており、ボールへのアタックは一切見られなかった。これでは退場が妥当だろう。
ファンも「これはひどい」「完全に足首やぞ」「エグすぎる」「レッドだろ」「ガッツリ足裏だよ」「そりゃVAR入るよな」と、レッドカードとなった判定に納得がいっている様子だった。
ABEMAで解説を務めたベン・メイブリー氏が「10年ぐらい前だったら”これこそダービー”らしいタックルで、ボールを取りに行く姿勢がサポーターに愛されるシーンだった。でも今は危険なタックルに関しては選手たちの安全を考えてより厳しく見るようになっている」とコメントしたように、フットボールは直近の数年で大きく変わっている。
その一つがこの場面でも介入したVARやOFRの存在であり、誤審を減らすための取り組みによって判定が覆った。
なお、レンジャーズはこの退場が尾を引いて追撃のゴールを奪うことができず、1-2のスコアのまま敗れた。仮にこの場面で退場となっていなければまた違った展開になっていた可能性もあり、今シーズンの両者の明暗を分けるシーンとなるかもしれない。
(ABEMA/スコティッシュ・プレミアシップ)