【AFCチャンピオンズリーグ】横浜F・マリノス 2-1 アル・アイン(5月11日/横浜国際総合競技場)
階段を上げってピッチに降り立った瞬間、異変に気づいて唖然とし、表情は怒りへと変わっていった。AFCチャンピオンズリーグ決勝ファーストレグで、横浜F・マリノスのハリー・キューウェル監督が、後半開始時に相手のアル・アインの選手がピッチに出てくるのが遅いと猛抗議。これにはファンも「落ち着いて!」「試合と違うところで勝負するな」と心配していた。
後半開始直前だった。横浜F・マリノスの選手たちはすでにピッチに出揃っていたが、アル・アインの選手でピッチに出てきたのはまさかの1人だけ。この光景を目にしたキューウェル監督は、唖然として「1人だけ?嘘だろ?」と言わんばかりの表情とジェスチャーを見せると、周囲をキョロキョロとしながら怒りを露わにした。最終的には審判に詰め寄り抗議する事態となった。
結果的にその直後、アル・アインの選手たちがゆっくりとした足取りでピッチに出てきている。これにはファンも、「何かに困惑キューウェル」「キューウェルどした?」「アルアインの選手が全然出てこないからキレてるなキューウェル」「アルアインの選手が出てくるのが遅いということでキューウェル監督が4審に抗議してたな」「キューウェル、試合と違うところで勝負するな」「キューウェル落ち着いて!」「わり沸点低いの?」などと思わず反応した。
試合解説を務めた元日本代表MFの水沼貴史氏は、「キューウェル監督は相手の選手が出てくるのが遅くて怒っていますね。これも全部駆け引きですよね」とコメント。実況の下田恒幸氏も「勝ってるチームが遅れて出てくることはありますけど、だいぶ遅れて出てきました」とコメントを残した。
それでも横浜F・マリノスは、75分に植中朝日が同点ゴールを挙げると、86分に渡辺皓太が勝ち越しゴールを決めて2-1の逆転勝利。クラブ史上初のアジア王者の座が懸かった運命のセカンドレグは、日本時間5月26日に予定されている。
(ABEMA de DAZN/AFCチャンピオンズリーグ)