【明治安田J1リーグ】名古屋グランパス 0-1 ガンバ大阪(5月11日/豊田スタジアム)
今季からガンバ大阪に加入した中谷進之介が、古巣である名古屋グランパスと対戦。ボールを持つ度に名古屋サポーターから大ブーイングが飛ぶ中、中谷は幾度となく好守を披露。元同僚FW永井謙佑が迎えた超絶決定機も寸前でプレッシャーをかけて得点を許さなかった。
注目の場面は77分に起こる。名古屋・小野が左サイドからクロスを上げると、ボックス内でMFターレスが味方と交錯しながらもヘディングで落とし、このボールが永井の下へ向かった。
反応した永井はトラップで足下へ、ワンバウンドから左足を振り抜いたものの、ボールはゴール上へ外れてしまった。
ゴール目前で永井が拾うという決定機に対して、シュートを打つ寸前に背後から一気に詰め寄ったのが中谷だった。このプレッシャーを受けて体勢を崩した永井のシュートはミートし切れずゴール左に大きく外してしまった。
この試合では中谷が守備で大貢献。古巣・名古屋との初対戦となった中、名古屋サポーターは中谷に対してボールを持つ度に大ブーイングを浴びせたが、中谷は厳しい状況にも動じることなく幾度となくチャンスの目を潰していた。
試合後、名古屋ゴール裏に出向き深々と頭を下げた中谷に対しスタンドからはブーイングとともに盛大な拍手も。SNSでも「頑張れ」「陰ながら応援してる」「対戦楽しかったぞ」「達者でな」など温かいエールが送られていた。
中谷の活躍もあって、試合は1-0でG大阪が勝利。今シーズン4度目のクリーンシートでの白星を飾っている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)