【WWE】RAW(5月13日・日本時間14日/グリーンビル)
腕が極まった瞬間に日本人ヒール女子軍団がリングになだれ込んだ“秒速介入”に会場は騒然。好勝負を一瞬でぶち壊す暴挙に「え?これで終わり」「ぶち壊し」などファンからも非難の声が相次いだ。
ダコタ・カイとベッキー・リンチが対戦。ベッキーの関節技が決まった瞬間に秒速介入したイヨ・スカイ&カイリ・セインの“ダメージCTRL”に、会場からは容赦ないブーイングの嵐が巻き起こった。
試合は開始からベッキーの荒々しい攻撃にダコタが防戦一方の展開。余りの実力差にセコンドのイヨ・スカイが頭を抱え、反射的にエプロンに駆け上がるもベッキーがすかさずカットしてイヨを排除するなど抜け目がない。
介入をきっかけにダコタもラフファイトで攻守逆転する場面をつくるが、現女子王者がコーナーを使った強烈なレッグドロップで再び主導権を握ると、ベッキーがサブミッションの攻防でアームバーから、腕を完全に極める「ディスアーマー」。ダコタがタップする前にイヨとカイリがリングになだれ込み試合を妨害すると、即刻「反則負け」のゴングが鳴り響いた。
解説の週刊プロレス・井上光記者も「ディスアーマーが決まったら終わりですからね…」とダコタ敗戦濃厚の中での介入に理解を示したが、好勝負の結果を待たずに反則介入にファンの不満も爆発。思わず「え?これで終わりかよ」「ぶち壊し」「そんな壊しかたある?」と呆れた様子。会場からも“ダメージCTRL”に容赦ないブーイングの嵐が巻き起こった。
試合はベッキーの反則勝ちという裁定。それでも“ダメージCTRL”は3対1でベッキーを袋叩きにすると、ベッキーの同郷の後輩、ライラ・ヴァルキリアが救出に入りイヨと一触即発の場面も。来週シングルで対戦する両者の伏線も含め、ベッキー軍団vsダメージCTRLの新たな抗争がスタートした。(ABEMA/WWE『RAW』)