【セリエA】ラツィオ ２－０ エンポリ（日本時間５月12日／スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ）
往年の中田英寿を彷彿とさせるキラーパスが炸裂した。ラツィオのMF鎌田大地が、エンポリ戦で相手守備陣を引き裂くラストパス。惜しくもアシストとはならなかったが、「まさにキラーパス」とファンも大興奮となった。
注目のシーンは、ゴールレスで迎えた24分だった。相手陣内の低い位置、中央にポジションを取った鎌田がボールを引き取り、前を向いてそのままドリブルで運ぶ。裏に抜けようとするFWチーロ・インモービレの動き出しに合わせて、右足のアウトサイドで絶妙なスルーパスを通した。
およそ15メートルほどのパスは、タイミング、スピード、コースともに完璧。あとは決めるだけかと思われたが、インモービレのトラップがやや詰まってシュートを打てず、“アシスト未遂”となった。
このパスに日本のサッカーファンは興奮。SNSは「まさにキラーパス」「いいボール通すねぇ」「いやー鎌田のパス出すタイミング完璧だった」「インモービレの動きに絶妙のパスだったなあ、」と大盛り上がとなった。一方で決めきれなかったインモービレに対しては、「インモービレ決めてくれよ」「合わなかったかぁ」「これは決めれたと思うぞ」といった声が寄せられた。
このエンポリ戦で鎌田は、88分までプレー。55本中51本のパスを通して成功率93%を記録し、２つの決定機創出をするなどチームの攻撃を活性化させ、２－０の勝利に貢献している。
（ABEMA de DAZN／セリエA）
