【プレミアリーグ】マンチェスター・ユナイテッド 0-1アーセナル(日本時間5月13日/オールド・トラッフォード)
日本代表DFの冨安健洋がアーセナルの攻撃を勢いづかせた。左SBで先発出場していた冨安は、ボックス手前でこぼれたボールに詰めて右足を一閃。ゴールまで一直線に飛んだ強烈なシュートは相手DFにブロックされてしまったが、積極果敢な姿勢で貪欲にゴールを狙っている。
プレミアリーグで4試合連続のスタメン出場を飾った冨安は、今節のマンチェスター・ユナイテッド戦でも左SBで盤石のパフォーマンスを披露。守備面がフォーカスされがちだが、この試合では攻撃面でもチームを勢いづかせている。
アーセナルが1-0とリードして迎えた28分、MFデクラン・ライスが得意のドリブルでの持ち運びで相手陣内のバイタルエリアへと進入。それに対してマンチェスター・ユナイテッドのCBカゼミーロが絶妙なタイミングで身体を寄せて、見事にボールを刈り取っている。
しかし、そのボールがボックス手前にこぼれると、中継画面の後ろから飛び出してきた冨安がダイレクトで右足を一閃。強烈な低い弾道のシュートを放って相手ゴールを脅かした。
この一撃はDFジョニー・エヴァンスのブロックにあって得点に結びつかなかったが、ファンはSNSで「冨安が抑えられた良いシュート撃ってて草」「冨安のシュート引っ掛からなかったらいいとこ飛んでたろ」「冨安のシュートなんかかっこよかったな」「その積極性大事よ」などと反応。積極果敢な姿勢に好意的なリアクションを示している。
画面越しでは突如現れたように見える冨安だが、カウンターの場面でもサボらず、常に味方をサポートできる位置にいたからこそのシュートだった。ポジショニングの良さと反応の鋭さがこの場面で実を結んだ。
なお、試合はアーセナルが20分に奪ったFWレアンドロ・トロサールのゴールが決勝点となって1-0で勝利。ライバルのマンチェスター・シティが5月16日にトッテナムを下したため、最終節を前にマンチェスター・シティが勝点88で1位、アーセナルが勝点86で2位という順位になっている。日本時間5月20日の最終節(エヴァートン戦)でアーセナルは、20年ぶりのプレミアリーグ優勝を懸けて戦う。
(ABEMA/プレミアリーグ)