【セリエA】ラツィオ 2-0 エンポリ(日本時間5月12日/スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ)
ラツィオの鎌田大地がエンポリ戦で、味方のミスを帳消しにする好プレーを披露している。ボールを奪われた直後に日本代表MFは、素早い切り替えで相手MFの足下にスライディングタックル。ノーファウルでボールを奪い切り、攻撃の起点となった。
今季からラツィオに加入した鎌田、マウリツィオ・サッリ監督の下で冷遇された。しかし、今年3月にイゴール・トゥードルが新監督にして以降は主力に格上げ。このエンポリ戦では7試合連続のスタメンを飾った。
3-4-2-1でダブルボランチの一角に入って攻守で奮闘。スコアレスで迎えた39分のシーンでは、MFマテオ・ゲンドゥージの横パスが引っかかったところで一気に相手MFとの距離を詰めると、足下にピンポイントのタックル。カウンターの起点を潰すだけでなく、そのままラツィオの攻撃の起点となり、大きな役割を果たした。
この好プレーに対してファンは、SNSに「遠藤航みたいなタックルするじゃん」「キレキレだ」「素晴らしすぎる」「うっまw」「ほぼカンテ」「これ奪い取れるのかよ」「リピートしてもどうやって奪ってるのかイマイチ分かんない」「マジックかと思った」「これでボール奪ったのマジでビビった」「これどうやって取ってんだw」などと投稿。中には「この実力で今シーズンほぼ干されてた鎌田どういうこと?」「サッリ何してたの?」など、前監督の起用法に関して疑問の声も飛んでいた。
なお、この試合で鎌田はチーム最多の5つのタックルを成功させるだけでなく、ラストパスも同じく最多の2本を記録。まさに“中盤のキーマン”という活躍ぶりを披露して2-0の勝利に貢献し、88分に交代を告げられた際にはホームの観衆からい大きな拍手も浴びている。
今季のセリエAも残り2試合。5月20日のインテル戦、5月26日予定のサッスオーロ戦でも、鎌田のプレーに注目したい。
(ABEMA de DAZN/セリエA)